寝返り・お座りの時期、どう遊ぶ?生後4〜8か月のタッチケアとふれあい遊び

栄養カウンセラー ちあきこの記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修

体を横に倒して、もう少しでコロン。でも、あと一歩でうまくいかずに、「うーん」と声を出してもがいている——生後半年前後の赤ちゃんの、そんな姿に出会うことはありませんか。「寝返りの練習をさせたほうがいいのかな」「お座りはいつから?」と気になる時期ですよね。

先にお伝えすると、寝返りやお座りは、練習させるものではなく、赤ちゃんが自分のペースで見つけていくものなんです。 親にできるのは、体を動かす楽しさに気づくきっかけを、ふれあい遊びの中でそっと差し出すこと。今日は、この時期におすすめのタッチケアと遊びをお話しします。

寝返りやお座りは、いつごろできるようになる?

寝返りもお座りも、首・背中・お腹の筋肉と、体のバランスを少しずつ使えるようになって、できるようになっていきます。国の調査では、9割の赤ちゃんができるようになる時期は、このくらいです。

できること9割の赤ちゃんができる時期の目安
首がすわる生後4〜5か月ごろ
寝返り生後6〜7か月ごろ
ひとりでお座り生後9〜10か月ごろ

ただし、これは「9割の赤ちゃんが、この頃までにできるようになる」という目安です。早い子もいれば、ゆっくりの子もいます。寝返りをあまりしないまま、お座りやはいはいに進む子もいるんですよ。

時期の目安には、幅がある。

寝返りの時期は、どんな遊びがいい?

体を横に倒そうとしてもがいていたら、「ひねる」感覚に気づくきっかけを、遊びの中で差し出してみましょう。

ゴロンゴロン遊び

  • 赤ちゃんを仰向けにして、両足をやさしく持つ
  • 「ゴロンゴロン♪」と声をかけながら、腰を右・左・右・左と、ゆっくり揺らすように
  • 赤ちゃんが笑っていたら、もう少し。いやがったら、すぐにやめる

おもちゃで横を向くきっかけを

  • 仰向けの赤ちゃんの顔の横に、お気に入りのおもちゃを置く。「こっちだよ」と声をかけると、手を伸ばそうとして体をひねる動きが生まれます

大切なのは、無理に寝返りさせないこと。ひっくり返してあげるのではなく、赤ちゃんが「自分でやってみたい」と思える楽しい時間にしてくださいね。

ひねる楽しさに、遊びの中で気づくきっかけを。

うつぶせ遊びと背中のタッチケアは、どうする?

寝返りができるようになると、うつぶせで過ごす時間も増えてきます。

うつぶせ遊び

  • 赤ちゃんが起きていて、機嫌がよいときに
  • 大人もうつぶせになって、赤ちゃんと同じ目の高さで話しかける。顔を上げて、こちらを見ようとする動きが生まれます
  • 大人がそばでずっと見ていられるときだけ。目を離さないで

背中のくるくる

  • 肩甲骨のあいだや腰のあたりを、手のひらで円を描くようにゆっくりなでる
  • 強く押さず、肌が少し動くくらいのやさしさで

うつぶせで疲れた様子が見えたら、仰向けに戻して休ませてあげましょう。

うつぶせは、起きているとき、目の届くところで。

お座りの時期は、どう関わる?

お座りが近づくと、赤ちゃんの見える世界はぐんと広がり、両手を使った遊びも増えていきます。

  • 背中のなで上げ:お座りの姿勢で(または抱っこで)、背骨に沿って、腰から首のほうへ手のひらでやさしくなで上げる。「しゃきーん!」と声をかけると、楽しい遊びになります
  • 後ろから支えてお座り:大人が後ろに座って、赤ちゃんを足のあいだに入れて支える。倒れても大丈夫な、クッションの上で
  • 両手で遊ぶ:お座りの姿勢で、目の前におもちゃを置いて

お座りも、無理に長く座らせる必要はありません。少し座って、疲れたらごろん。そのくり返しで十分です。

後ろから支えて、倒れても大丈夫な場所で。

いつ、どのくらいやればいい?

  • 1日1〜2回、1回3〜5分くらいが目安
  • お風呂上がりや、お昼寝の前など、赤ちゃんがリラックスしているときに
  • お腹がいっぱいの直後や、眠くてぐずっているときはお休み

寝返りができるようになったら、寝床の安全も見直しましょう。眠るときは仰向けに寝かせ、顔の近くにぬいぐるみややわらかい枕、タオルを置かない。ソファやベッドの上で寝返りをして落ちることもあるので、目を離すときは床の安全な場所に寝かせてくださいね。

リラックスしているときに、3〜5分。

ここまでできていれば、大丈夫です

  • いまの食卓に、たんぱく質・ビタミンとミネラルが、そこそこ入っている(炭水化物だけになっていない/離乳食が始まっていれば、赤ちゃんにも)
  • 寝返りやお座りの時期には幅がある、と知っている
  • ゴロンゴロン遊びか、背中のくるくるを、ひとつ試せている
  • うつぶせは起きているときだけ、眠るときは仰向け
  • 赤ちゃんが嫌がったら、無理をしないでやめられる

こんなときは、医療機関で相談を

発達のスピードは一人ひとり違いますが、次のようなときは、乳幼児健診を待たずに相談してください。生後5か月を過ぎても首がぐらぐらする、10か月ごろになっても支えなしで座れない、体の動きに左右で大きな違いがある(いつも同じほうにしか向かない・片方の手足をあまり動かさない)、体がとてもやわらかい・とてもかたいと感じる、できていたことができなくなった。 こういうときは、医療機関で相談しましょうね。

今日からできるワンアクション

今日は、ひとつだけ。

お風呂上がりに、「ゴロンゴロン♪」と歌いながら、赤ちゃんの腰をゆっくり左右に揺らしてみませんか。

できたかどうかより、赤ちゃんが笑ってくれたら大成功。赤ちゃんの成長は、一人ひとり違います。ふれあい遊びを楽しみながら、その子のペースを応援していきましょうね。

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この記事をお届けした人

栄養カウンセラー ちあき

ちあき(小森 千明)
元・特別支援学校教諭 | 栄養カウンセラー
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます

特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。

メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。

小児外科専門医のクリニックで、栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。

弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。

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ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC