この記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修
雨が続いたり、体調が戻りきらなかったりして、家で過ごす日が続くと、子どもたちのエネルギーは行き場をなくしてしまいますよね。ソファの上でジャンプ、廊下を全力疾走。「壊れるでしょ! やめなさーい!」と、一日中声を張り上げてしまうこと、ありませんか。
わが家の子どもたちも、元気で活発すぎるタイプ。そこで私がやってみたのは、叱る前に、子どもの動きをよく観察することでした。そこから生まれた、わが家の「家で過ごす日の2つの工夫」をご紹介します。
この記事でわかること
- 家の中で、子どもが体を動かせる工夫(と、安全の注意)
- 親子で作れる、かんたんいちごサンド
- きょうだいげんかにならない、役割分担のコツ
まずは、子どもの動きを観察してみる
わが家の場合、家で過ごす日が続いたとき、子どもたちを観察してみて気づいたんです。とにかく、跳びたい。 ソファの上で、ぴょんぴょん跳ねているんですよね。
「やめなさい」と止めるだけでは、跳びたい気持ちの行き場がありません。それなら、跳んでいい場所をつくろう——と、家庭用のトランポリンを置いてみました。
すると、子どもたちはよく跳ぶ! いえ、私も夫も(笑)。結局、家族みんなで順番待ちになり、トランポリンは家の中の「拠点」になりました。思いきり体を動かした日は、子どもたちの気持ちも落ち着いていました。
叱る前に観察。「やりたい動き」に、安全な場所を。
家で体を動かすときの、安全の注意
ただ、家庭用のトランポリンは、けがが起きやすい遊具でもあります。わが家でも、使い始めて1か月たたないうちに、脚が1本外れてしまいました(泣)。使うときは、次のことを守ってください。
- 一人ずつ跳ぶ(2人以上で跳ぶと、ぶつかったり、はね飛ばされたりしやすい)
- 大人が見ているときだけ使う
- まわりに家具やおもちゃを置かない。壁や窓から離す
- 対象年齢と耐荷重を守る。大人が一緒に跳ぶのは避ける
- 脚やネジがゆるんでいないか、こまめに点検する
トランポリンがなくても、家の中で体を動かす方法はいろいろあります。
- ラジオ体操や、音楽に合わせたダンス
- 床にマスキングテープで線を引いて、ケンケンパ
- クッションを並べて、またいで歩く「障害物コース」
- 大人の足の上に子どもを乗せて歩く「ロボット歩き」
家の中の運動は、一人ずつ・大人の目・まわりを片づけて。
親子で作る、かんたんいちごサンド
家にいる時間が長い日は、ふだんはなかなかできない、大人の目配りが必要なことをするチャンスでもあります。わが家は食いしん坊の子どもたちなので、「おうち調理実習」を開きました。
とはいえ、後片づけを思うとゾッとするのが母心(笑)。まずは超初級編、いちごサンドです。
用意するもの
- 食パン(8枚切り)4枚
- 絞るだけのホイップクリーム
- いちご
- ラップ、包丁、まな板、バターナイフやスプーン
作り方
1. いちごを薄く切る(縦でも横でもOK。けがだけしないように)
2. ラップを敷いた上にパンを置き、ホイップクリームをのせる
3. スプーンなどで平らにのばす
4. いちごを並べる
5. パンを重ねる(2〜5をくり返す)
6. 最後のパンでふたをする
7. ラップで全体を包み、軽い重しをのせて5分ほどおく
8. ラップのまま、包丁で切る
かんたんなのに、満足度はばつぐんです。包丁を使う工程は、大人がそばについて、子どもの手の位置を見ながら進めてくださいね。
かんたんで、満足度が高いものから。
きょうだいげんかにならない、役割分担のコツ
きょうだいで一緒に作るときは、誰が何をするかを、先に親が決めておくのがおすすめです。
うちの場合、下の子は上の子のやることを全部やりたがります。先に下の子に選ばせても、上の子がやるのを見ると「やっぱり、こっちがよかった」と、ほぼ100%言ってくるんです(笑)。
そこで、「あなたには、この仕事を任せるね!」と、親から役割を渡すようにしました。すると不思議なことに、それぞれが責任を持って、最後までやってくれるんです。
役割は、親から「任せるね」で渡す。
ここまでできていれば、大丈夫です
- 叱る前に、子どもが「どんな動きをしたいか」を見てみた
- 家の中で体を動かすときの、安全のルールを決めた
- 親子で、かんたんなものを一緒に作ってみた
- きょうだいに、それぞれの役割を「任せるね」と渡せた
よくある質問
家庭用トランポリンは、何歳から使えますか?
製品ごとに対象年齢と耐荷重が決まっているので、必ず説明書を確認してください。小さい子ほど、ほかの子とぶつかったときのけがが大きくなりやすいので、一人ずつ・大人が見ている時だけにしましょう。
料理のお手伝い、何歳からできますか?
ちぎる・混ぜる・のせるといった作業なら、小さい子でも一緒に楽しめます。包丁は、子ども用の包丁を使い、大人がすぐ横で見守れるときに。年齢よりも、その子の様子に合わせて任せる作業を選んでください。
家にいると、家族がギスギスしてしまいます
家で過ごす日が続くと、誰でもイライラしやすくなります。「できないこと」を数えるより、「今日は何だったらできるかな?」と家族で考えてみると、意外と楽しい過ごし方が見つかります。
今日からできるワンアクション
今日は、ひとつだけ。
次の雨の日、子どもが「いちばんやりたい動き」を、5分だけ観察してみませんか。 跳ぶ、登る、転がる——やりたい動きがわかれば、安全な遊び方が見えてきます。
できないことより、できることを。完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。
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LifeCrescendo が目指しているのは、困りごとが消えることだけではありません。栄養で体と心の土台を整え、その先で、子どもとご家族が「楽しく生き続ける」ところまで、一緒に歩むこと。いまの困りごとから、1つ、2つずつで大丈夫です。(私たちが大切にしていること)
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※ ここでお渡しするのは、家庭での教育と実践のサポートです。診断や治療は、医療機関の役割です。
この記事をお届けした人

ちあき(小森 千明)
元・特別支援学校教諭 | 栄養カウンセラー
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます
特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。
メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。
小児外科専門医のクリニックで、栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。
弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。
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ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC
