小学生の睡眠時間は何時間が理想?9〜12時間の目安と、眠れない子が寝つきやすくなる家の工夫

栄養カウンセラー ちあきこの記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修

「うちの子、何時に寝かせればいいの?」「布団に入っても、なかなか眠れないみたい」。小学生の睡眠、気になりますよね。

先にお伝えすると、国の睡眠ガイド(厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」)では、小学生は1日9〜12時間の睡眠がすすめられています。朝6時半に起きる子なら、夜9時半までには眠っていたい計算です。眠れない子には、朝の光・日中に体を動かすこと・寝る前の画面を早めに終えることが、いちばんの近道になります。

この記事でわかること

  • 小学生に必要な睡眠時間と、起きる時刻から逆算した寝る時刻
  • 子どもが眠れない、よくある理由
  • 朝の光・体を動かす・寝る前の過ごし方など、家でできる工夫

小学生の睡眠時間は、何時間が理想?

年齢すすめられている睡眠時間
小学生9〜12時間
中学生・高校生8〜10時間

(厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」)

9時間を確保するなら、起きる時刻から逆算して、寝る時刻を決めましょう。

朝起きる時刻9時間眠るなら、眠っていたい時刻
6時00分夜9時00分
6時30分夜9時30分
7時00分夜10時00分

布団に入ってから眠るまでには、少し時間がかかります。「眠っていたい時刻」の30分くらい前には、布団に入れるといいですね。

眠っている間には、体のリズムを整えるホルモンや、体の成長を助ける成長ホルモンが出ています。眠りは、体と心をつくる大切な時間なんです。

小学生は9〜12時間。起きる時刻から逆算して寝る時刻を。

子どもが眠れない、よくある理由

大人でも、眠れない夜が続くとイライラしますよね。子どもも同じです。眠れない理由は、いくつかが重なっていることが多いんです。

理由起きていること
寝る直前までの画面動画やゲームで脳が興奮し、画面の光で眠気が来にくくなる
日中の運動不足体が疲れていないので、眠りが浅く、寝つきにくい
朝の光不足体内時計がずれて、夜になっても眠気が来ない
心の緊張・プレッシャー「しなければ」「できなければ」が続くと、体も心も休まりにくい
目の疲れ・肩こり画面を見る時間が長いと、体がこわばったまま

私はよく、「気持ちの問題」だけと考えないようにしています。眠りはどうかな、食事はどうかな、体を動かせているかな、お腹の調子はどうかな。体の土台から見ていくと、眠れない理由が見えてくることがあります。

眠れない理由は、ひとつではない。体の土台から見てみる。

眠れない子が寝つきやすくなる、家の工夫

時間工夫
朝起きたらカーテンを開けて、朝の光を浴びる。休日も同じ時刻に
日中外で体を動かす。散歩やお使いでも大丈夫
夕方〜夜夕ごはんとお風呂は、寝る時刻の1〜2時間前までに
寝る1時間前画面(ゲーム・動画・テレビ)はおしまい。照明を少し暗く
布団で部屋を暗く、心地よい室温に。眠れないときは、温かいタオルで目を温める

朝の光は、夜の眠りの「予約タイマー」

朝の光を浴びると、体内時計がリセットされて、夜になると自然に眠くなる準備が始まります。わが家では、あえて遮光カーテンを使っていません。朝の光で「あ、朝だ!」とスイッチが入るように。夜8時台に寝かせたいなら、朝6〜7時台に光を浴びるのがおすすめです。

日中に、体を動かす

運動といっても、特別なことでなくて大丈夫。散歩や外遊び、お使いを頼むのもいいですね。目的があると、子どもは動いてくれます。

画面は、寝る1時間前まで

寝る直前まで画面を見ていると、脳は興奮したままです。とはいえ、子どもに「もうちょっと」とねだられるのも現実ですよね。頭ごなしに取り上げるより、子どもと話し合って、家のルールを一緒に決めるのがおすすめです。

正直に言うと、私も寝る前に携帯を見てしまうことがあります(笑)。だから、子どもだけでなく、家族みんなで「寝る1時間前は画面をおしまい」にすると、続けやすいんです。眠りたい夜は、部屋を間接照明にするのもおすすめですよ。

朝は光、昼は体を動かす、夜は画面をおしまいに。

ここまでできていれば、大丈夫です

  • 起きる時刻から逆算して、寝る時刻を決めた
  • 朝、カーテンを開けて光を入れている
  • 日中に、少しでも体を動かす時間がある
  • 寝る1時間前には、画面をおしまいにするルールを話し合った

こんなときは、医療機関へ

次のようなときは、ご家庭だけで抱えずに、かかりつけの医療機関で相談してください。

  • 大きないびきをかく、眠っている間に呼吸が止まっているように見える
  • 夜中に何度も目を覚ます、足がむずむずして眠れないと言う
  • 眠れない日が続いて、朝起きられない・学校に行けないなど、日中の生活に影響が出ている
  • 日中の眠気がとても強い、授業中に眠ってしまうことが多い

よくある質問

小学生で、8時間しか寝ていないのは少ないですか?

すすめられている目安(9〜12時間)よりは短めです。朝すっきり起きられない、日中に眠そう、イライラしやすいといった様子があれば、寝る時刻を15分ずつ早めてみてください。

休日に寝だめをしてもいいですか?

平日の寝不足を少し取り戻すのは大切ですが、休日に起きる時刻が大きくずれると、体内時計もずれて、月曜の朝がつらくなります。休日も、起きる時刻は平日と1〜2時間以内の差にとどめましょう。

昼寝はしてもいいですか?

疲れた日の短い昼寝はかまいませんが、夕方に長く寝ると、夜の寝つきが悪くなります。夕方以降の長い昼寝は避けて、そのぶん夜に早めに寝ましょう。

今日からできるワンアクション

今日は、ひとつだけ。

明日の朝、子どもを起こす前に、まずカーテンを開けてみませんか。 朝の光が、今夜の眠りの予約タイマーになります。

眠りは、毎日の積み重ねで整っていきます。完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。

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参考にした資料

  • 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

LifeCrescendo が目指しているのは、困りごとが消えることだけではありません。栄養で体と心の土台を整え、その先で、子どもとご家族が「楽しく生き続ける」ところまで、一緒に歩むこと。いまの困りごとから、1つ、2つずつで大丈夫です。(私たちが大切にしていること)

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この記事をお届けした人

栄養カウンセラー ちあき

ちあき
心と体の栄養カウンセラー | ライフクレッシェンド株式会社 代表
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます

特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。わが子の発達に悩み、「私の愛し方が足りないのだろうか」と自分を責めた日々もありました。転機は、体の土台を整える「栄養」でした。

メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。

小児外科専門医のクリニックで、子どもと家族の栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。2019年の秋からは、地域の親子ひろばなどで、ベビーマッサージ・タッチケアの教室も開いています。

弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。

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ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC