この記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修
「鬼は外!福は内!」。節分は、子どもが大きな声を出して、思いきり豆を投げられる、ちょっと特別な日ですよね。でも、「なんで豆をまくの?」と聞かれると、答えに迷うこともあるかもしれません。
先にお伝えすると、節分は、子どもと「自分の中の鬼」について話せる、とてもいい機会なんです。 わが家では、毎年この日に「心の鬼を追い出そう」と話しています。そしてもうひとつ大切なのが、小さな子どもの豆の事故を防ぐこと。楽しみ方と注意を、あわせてお伝えしますね。
この記事でわかること
- 節分の由来を、子どもにやさしく伝えるには
- わが家の豆まき ──「心の鬼」を追い出す話
- 5歳以下の子どもと豆まきをするときの注意
節分の由来を、子どもにやさしく伝えるには
| 子どもからの質問 | こう答えてみる |
| 節分って、なあに? | 「季節を分ける」日。春が始まる日の前の日なんだよ |
| なんで豆をまくの? | 冬の間にたまった悪いもの(鬼)を、豆で追い出して、元気に春を迎えるためなんだよ |
| どうして豆なの? | 「魔(ま)を滅(め)っする」から「まめ」、という言い伝えもあるんだって |
| 豆はいくつ食べるの? | 自分の年の数(または年の数+1)だけ食べると、1年元気に過ごせると言われているよ |
細かい由来より、「春を元気に迎えるための、家族の行事」と伝えるだけで十分です。
節分は、春を元気に迎えるための家族の行事。
わが家の豆まき ──「心の鬼」を追い出す
私は、この豆まきが大好きなんです。クリスマスやお正月の楽しさとはちがって、気持ちを引き締めるきっかけになるからです。
わが家では、いつも子どもたちにこう話します。
「自分の心の鬼を追い出すんだよ。なまけたい鬼、言い訳ばかりの鬼、ついつい『いやだ!』と言っちゃう鬼、いないかな~?」
そして、夫か私が鬼の役。ある年は私がお面をかぶって、子どもたちに落花生を投げてもらいました。一番上の子は恥ずかしそうに、真ん中の子は遠慮しながら。そして一番下のやんちゃな子は、ゲラゲラ笑いながら容赦なく(笑)。次の年、鬼役をやるか迷うくらいの痛さでした。
小さいうちは、鬼をこわがることもあります。でも、こわがらせっぱなしにはしません。豆まきが終わったら、ぎゅっと抱きしめて、「お父さんとお母さんが、ちゃんと守るからね」。こわいことがあっても、自分には鬼より強い味方がいる。そう感じてもらうことが、親子の信頼につながると思っているんです。
追い出すのは、外の鬼より、心の中の鬼。
豆まきを楽しむ工夫
- 落花生でまく:わが家はいつも落花生です。北海道や東北では、落花生で豆まきをする家も多いんですよ。殻つきなら、拾ったあとも衛生的です
- 個包装の豆を使う:小袋のまままけば、片づけもかんたんです
- 「心の鬼」を紙に書く:子どもと一緒に、追い出したい鬼を紙に書いて、壁に貼ってから豆まきを
- 終わったら、恵方巻きや福豆で「福は内」:家族で食卓を囲んで、春を迎える準備を
落花生や小袋で、楽しく、片づけやすく。
🔴 5歳以下の子どもと豆まきをするときの注意
消費者庁は、硬い豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせないでと、毎年呼びかけています。奥歯が生えそろっておらず、かみ砕く力や飲み込む力が十分でない小さな子は、豆をのどや気管に詰まらせて窒息したり、気管に入って肺炎を起こしたりするおそれがあるからです。落花生も、硬いナッツ類のひとつです。
- 5歳以下の子どもには、節分の豆や落花生を食べさせない(上のきょうだいが食べていても、あげない)
- まいた豆は、小さな子が拾って口に入れないよう、すぐに片づける
- 小さな子のいる家では、小袋のまままくか、豆の代わりに丸めた新聞紙などでまく
- 食べるときは座って。口に物を入れたまま走ったり、笑ったりしない
もしのどに詰まったら、迷わず119番を。
5歳以下は、豆を食べない・拾わせない。
ここまでできていれば、大丈夫です
- 節分を「春を元気に迎える行事」と伝えられた
- 子どもと「追い出したい心の鬼」を話した
- こわがった子を、最後にぎゅっと抱きしめた
- 5歳以下の子には、豆を食べさせない・拾わせない準備をした
よくある質問
豆まきは、何歳から一緒にできる?
豆を「まく」のは、小さな子でも楽しめます。ただ、5歳以下の子どもには硬い豆を食べさせないこと、まいた豆を拾って口に入れないよう見守ることが大切です。小さな子のいる家では、小袋のまままく、丸めた紙でまく、などの工夫をしてみてください。
鬼をこわがって泣いてしまいます
こわがるのは、自然なことです。無理に続けず、鬼のお面を外して「お母さんだったよ」と見せたり、抱っこして一緒に「鬼は外」と言ったりしてみてください。「守ってもらえた」という安心が残れば、来年はきっと楽しめます。
豆の代わりに食べられるものは?
小さな子には、やわらかいおやつや、福豆の代わりに季節のごはんで節分を楽しむのもおすすめです。大切なのは、豆を食べることより、家族で春を迎える時間を楽しむことです。
今日からできるワンアクション
今日は、ひとつだけ。
次の節分に向けて、子どもと「追い出したい心の鬼」をひとつずつ決めてみませんか。 親も一緒に、自分の鬼をひとつ。
季節の行事は、家族の思い出になります。完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。
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参考にした資料
LifeCrescendo が目指しているのは、困りごとが消えることだけではありません。栄養で体と心の土台を整え、その先で、子どもとご家族が「楽しく生き続ける」ところまで、一緒に歩むこと。いまの困りごとから、1つ、2つずつで大丈夫です。(私たちが大切にしていること)
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※ ここでお渡しするのは、家庭での教育と実践のサポートです。診断や治療は、医療機関の役割です。
この記事をお届けした人

ちあき
心と体の栄養カウンセラー | ライフクレッシェンド株式会社 代表
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます
特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。わが子の発達に悩み、「私の愛し方が足りないのだろうか」と自分を責めた日々もありました。転機は、体の土台を整える「栄養」でした。
メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。
小児外科専門医のクリニックで、子どもと家族の栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。2019年の秋からは、地域の親子ひろばなどで、ベビーマッサージ・タッチケアの教室も開いています。
弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。
▼ 日々の気づきは、Xで
ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC
