1歳・2歳が歯磨きを嫌がるときは?泣いて暴れる子の仕上げ磨きが少しラクになる、5つの工夫

栄養カウンセラー ちあきこの記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修

歯ブラシを見せただけで、口をぎゅっと閉じる。泣いて、のけぞって、暴れる。毎晩の仕上げ磨きが戦いになっていて、疲れていませんか。

先にお伝えすると、1歳・2歳の子が歯磨きを嫌がるのは、口のまわりがとても敏感な場所だからで、自然なことなんです。だから、無理に押さえつけるより、ふだんから顔に触れることに慣れる遊びと、短く・楽しく・ひざの上での仕上げ磨きに変えてみてください。少しずつ、戦いの時間が短くなっていきます。

この記事でわかること

  • 1歳・2歳が歯磨きを嫌がる、よくある理由
  • 仕上げ磨きが少しラクになる、5つの工夫
  • 歯磨きのときに気をつけたい安全のこと

※ 歯が生える前から、口に触れられることに慣れておくタッチケアは、赤ちゃんの歯磨き嫌いを防ぐタッチケアの記事でお話ししています。この記事は、いま嫌がっている1〜2歳の子への工夫です。

1歳・2歳が歯磨きを嫌がるのは、なぜ?

理由起きていること
顔や口は、ふだん触れられない場所首から下は抱っこでよく触れるけれど、顔は意識しないと触れない。慣れていないと違和感が大きい
口のまわりは、とても敏感目・耳・鼻・口と大事な器官が集まる顔は、守るために敏感にできている
押さえつけられるのがこわい動けない状態で口に物を入れられることへの不安
「自分でやりたい」時期1〜2歳は自己主張が育つころ。やらされることには反発しやすい

嫌がるのは、わがままではありません。子どもなりの「こわい」「自分でやりたい」のサインなんですよね。

嫌がるのは、敏感な場所だから。自然なこと。

仕上げ磨きが少しラクになる、5つの工夫

工夫ポイント
1ふだんから顔遊びで触れる歯磨きの時間以外に、顔に触れられる心地よさを
2ひざの上で、寝かせ磨き頭をひざにのせて、顔をのぞきこむ姿勢で
3歌いながら、短い時間で1曲で終わり、と決めると子どもも見通しが持てる
4自分で磨く番と、仕上げの番を交代「次はお母さんの番ね」で、やりたい気持ちを満たす
5大人も笑顔で、楽しむ大人のニコニコは、子どもにうつる

1. ふだんから顔遊びで触れる

歯磨きの時間だけで慣れさせようとすると、どうしても「いやな時間」が増えてしまいます。ごきげんなときに、「あーがり目、さーがり目、くるりと回してねこの目」のような顔遊びで、顔に触れてもらうことを楽しい経験にしていきましょう。ほっぺや口のまわりを、指の腹でやさしくくるくるなでるのもおすすめです。嫌がったら、無理に続けなくて大丈夫です。

2. ひざの上で、寝かせ磨き

子どもの頭をひざの上にのせて、上からのぞきこむように磨くと、口の中がよく見えて、短い時間で磨けます。お膝で仕上げ磨きをすると、意外と喜んでくれる子も多いんですよ。抱っこの延長のような、くっつける時間になるからかもしれません。

3. 歌いながら、短い時間で

「この歌が終わるまでね」と決めておくと、子どもも終わりが見えて安心します。毎日完璧に磨けなくても、まずは「嫌な思いで終わらない」ことを大切にしてみてください。

4. 自分で磨く番と、仕上げの番を交代

1〜2歳は、「自分でやりたい」が育つ時期。まずは自分で歯ブラシを持って磨く番、そのあとに「次はお母さんの番ね」と仕上げの番。順番にすると、やりたい気持ちも満たされます。

5. 大人も笑顔で、楽しむ

「触れられるって楽しい」を伝えるには、触れる大人も楽しむのがいちばんです。大人がニコニコしていると、子どももつられてニコニコになります。

顔遊びで慣れて、ひざの上で、歌って短く。

わが家の歯磨き

わが家の3人の子どもたちは、ありがたいことに虫歯ゼロで育っています。一方の私は、子どものころから虫歯との付き合いが長くて……(笑)。だからこそ、仕上げ磨きは大切にしてきました。

わが家では、仕上げ磨きは1日2回。上の子は、10歳になるまで仕上げをしていました。「10歳まで!?」と驚かれますが、歯が生え変わる時期は、まだまだ大人の手が必要なんです。

2〜3歳のころは、テレビで歯磨きの場面が流れると、なぜか対抗意識を燃やして、「ぼくのほうが、お母さんにかわいがってもらって仕上げしてもらってるんだぞ!」とばかりに、テレビをチラチラ見ながら口を開けてくれたこともありました(笑)。大きくなると、ふれあう時間は少なくなりがち。だからこそ、仕上げ磨きは、親子でふれあえる大切な時間だと思っています。

歯磨きのときに、気をつけたいこと

  • 歯ブラシをくわえたまま、歩かせない・走らせない:転んだときに、のどや口の中をけがする事故があります。歯磨きは座って、大人がそばで
  • 力を入れすぎず、やさしく。歯ぐきを傷つけないように
  • 子ども用の歯ブラシは、毛先が開いてきたら替えどき

ここまでできていれば、大丈夫です

  • 歯磨き以外の時間に、顔に触れる遊びをした
  • ひざの上で、短い時間で仕上げ磨きをした
  • 自分で磨く番と、仕上げの番を交代にした
  • 嫌がる日があっても、押さえつけずに終われた

こんなときは、歯科で相談を

  • 歯の色が変わっている、歯ぐきが腫れている、痛がる
  • どうしても磨けない日が続いて、心配
  • 歯並びやかみ合わせが気になる

小児歯科では、その子に合った磨き方や、嫌がる子への工夫も教えてもらえます。健診のときに聞いてみるのもいいですね。

よくある質問

泣いても、押さえて磨いたほうがいいですか?

押さえつけると、「歯磨き=こわい」が強くなってしまうことがあります。どうしても磨かなければいけない日は短時間で済ませ、ふだんは顔遊びや歌で、少しずつ慣れていくのがおすすめです。

仕上げ磨きは、何歳まで必要ですか?

小学校の中学年くらいまでは、大人の仕上げがあると安心です。わが家では、上の子は10歳まで続けました。大きくなっても、仕上げ磨きは親子のふれあいの時間になります。

1日何回、磨けばいいですか?

わが家では、朝と寝る前の1日2回、仕上げをしていました。特に、寝る前の仕上げを大切にしてみてください。

今日からできるワンアクション

今日は、ひとつだけ。

今夜は、歯磨きの前に、ほっぺを指でくるくる、10秒だけなでてみませんか。 歌を1曲決めて、「この歌が終わったらおしまい」にするのも、いいですね。

毎日のことだから、完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。

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LifeCrescendo が目指しているのは、困りごとが消えることだけではありません。栄養で体と心の土台を整え、その先で、子どもとご家族が「楽しく生き続ける」ところまで、一緒に歩むこと。いまの困りごとから、1つ、2つずつで大丈夫です。(私たちが大切にしていること)

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この記事をお届けした人

栄養カウンセラー ちあき

ちあき
心と体の栄養カウンセラー | ライフクレッシェンド株式会社 代表
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます

特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。わが子の発達に悩み、「私の愛し方が足りないのだろうか」と自分を責めた日々もありました。転機は、体の土台を整える「栄養」でした。

メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。

小児外科専門医のクリニックで、子どもと家族の栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。2019年の秋からは、地域の親子ひろばなどで、ベビーマッサージ・タッチケアの教室も開いています。

弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。

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ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC