ママの疲れをいたわる、背中マッサージとセルフケア。「背中をなでて」と家族に頼んでいい理由と、自分でできる3つのこと

栄養カウンセラー ちあきこの記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修

朝から洗濯物を干して、ごはんを作って、部屋を片づけて。10回くらい「片付けて〜!」と言っても、動く気配のない子どもたち。ひと段落したころに、ふと思い出す——「…あれ? 今日、母の日じゃない?」。

わが家でも、母の日は今年も見事に忘れられておりました(笑)。

先にお伝えすると、毎日がんばっているママこそ、自分をいたわっていいんです。家族に「背中をなでて」と頼んでもいいし、時間がないときは、自分で自分に触れるだけでもいい。手のぬくもりは、疲れた心と体を、ふっとゆるめてくれます。

この記事でわかること

  • 家族に「背中をなでて」と頼むときの、やり方とお願いの言葉
  • 時間がないときに、自分でできるセルフケア3つ
  • 疲れがとれないときに、見直したいこと

「忘れられる日」も、愛おしい思い出に

子どもたちは、小さいころ、保育園や幼稚園で母の日の制作をしてくれていましたよね。赤ちゃんの手のひらスタンプで作ったお花のカード、色画用紙で切った似顔絵。あれは、本当に宝物です。

写真だけでなく、手のぬくもりが感じられる実物は、10年後、20年後の自分を支えてくれます。ふと見返したときに、「ああ、私、頑張ってたなあ」と、自分をもう一度認められる瞬間がやってくるんです。だから私は、できるだけ捨てずに取っておいてほしいと、ママたちに伝えています。

家族に「背中をなでて」と頼んでいい

母の日のプレゼントがなくても大丈夫。むしろ、自分からお願いしちゃいましょう。「今日はママの日だから、背中をなでて〜」って。

背中は、自分ではなかなか触れられない場所です。だからこそ、誰かになでてもらうと、それだけで涙が出そうになるくらい、ほっとすることもあるんです。

背中マッサージのやり方

ステップやり方
1. なで下ろす両手のひらをパーにして、肩から腰まで、5秒かけてゆっくりなで下ろす。3回ほど
2. くるくる肩甲骨のあいだを、円を描くようにやさしくなでる
3. 力加減「愛情が伝わるくらいの重み」で。大人なら、少しだけ圧をかけても大丈夫

いーち、にー、さーん、しー、ごーと数えながら。手のひらから、ぬくもりをじんわり伝えるようなイメージです。

お願いの言葉

  • 「ねえ、今日だけママにマッサージしてくれない?」
  • 「ありがとうの気持ちで、手を当ててくれたら、それだけでうれしいよ」

そう伝えると、子どもたちが「いいよ〜」とやってくれたり、パパがやってくれたり。もちろん「え〜?」と言われることもあります(笑)。でも、そのやりとりこそが、家族のあったかい時間になるんですよね。家族へのマッサージのやり方は、手で伝える「ありがとう」マッサージの記事にもまとめています。

「背中をなでて」は、頼んでいい。肩から腰へ、5秒でなで下ろす。

時間がないときに、自分でできる3つのこと

セルフケアやり方
手親指と人差し指のあいだ、手のひら側のくぼみを、気持ちいいくらいの強さで5秒押す
足の指のあいだ足の指と指のあいだ(水かきのような部分)を、上下にやさしくさする
目元を温める電子レンジで温めたタオルを、目元にのせる(熱すぎないか確かめてから)

私は、イライラしたときに、よく足の指のあいだをなでています。気持ちがすーっと落ち着いてくるんです。目元を温めると、目だけでなく、首や肩、顔全体がゆるんでくるのを感じます。体はぜんぶ、つながっているんですよね。

手、足の指のあいだ、目元。自分で自分に触れるだけでもいい。

疲れがとれないときに、見直したいこと

マッサージでほっとしても、疲れがずっと抜けないときは、体の材料が足りていないこともあります。

  • 自分のごはんが、子どもの残りものや甘いものだけになっていないか
  • たんぱく質(卵・お肉・お魚・大豆)を、毎食少しずつとれているか
  • 眠る時間が、足りているか

疲れそのものとの付き合い方は、子育てに疲れた、楽しくないと感じたらの記事に、イライラと体の疲れのことは子育てのイライラと、体のガス欠の記事にまとめています。眠れない、気持ちが沈む日が続くときは、ひとりで抱えずに医療機関で相談してくださいね。

ここまでできていれば、大丈夫です

  • 家族に「背中をなでて」と頼めた(頼もうと思えた)
  • 自分でできるセルフケアを、一つ試した
  • 子どもの母の日の制作を、とっておいている
  • 自分のごはんにも、たんぱく質を一品足した

よくある質問

家族に頼むのが、照れくさいです。

最初は、「肩をちょっと押してくれる?」くらいの軽いお願いからで大丈夫です。子どもに頼むと、「役に立てた」とうれしそうにしてくれることも多いですよ。

自分でマッサージしても、効果はありますか?

自分で自分に触れるだけでも、体の力がふっと抜けて、ほっとする時間になります。治療ではありませんが、忙しい毎日の中で、自分をいたわる小さな習慣として続けてみてください。

肩こりや腰の痛みがひどいときは?

強くもんだり押したりせず、痛みが続くときは、医療機関で相談してください。マッサージは、ぬくもりを伝えるやさしい時間として取り入れてくださいね。

今日からできるワンアクション

今日は、ひとつだけ。

今夜、家族の誰かに「背中、なでてくれない?」と頼んでみませんか。 難しければ、寝る前に自分の足の指のあいだを、そっとなでるだけでも大丈夫です。

ママの笑顔が増えると、家族の空気もまあるくなります。完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。

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この記事をお届けした人

栄養カウンセラー ちあき

ちあき
心と体の栄養カウンセラー | ライフクレッシェンド株式会社 代表
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます

特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。わが子の発達に悩み、「私の愛し方が足りないのだろうか」と自分を責めた日々もありました。転機は、体の土台を整える「栄養」でした。

メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。

小児外科専門医のクリニックで、子どもと家族の栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。2019年の秋からは、地域の親子ひろばなどで、ベビーマッサージ・タッチケアの教室も開いています。

弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。

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ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC