子育てが楽しくない、疲れたと感じたら。赤ちゃんの「まねっこ」が教えてくれる、喜びを取り戻す小さな一歩

栄養カウンセラー ちあきこの記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修

「子育てが、なんだか楽しくない」「毎日、疲れてばかり」——。そう感じて、「こんなふうに思う私は、母親失格かも」と、自分を責めてしまうこと、ありませんか。

先にお伝えすると、そう感じるのは、毎日ちゃんと向き合っているからこそなんです。 そして、楽しさや喜びを感じる力は、なくなったわけではありません。忙しさの下に、少し埋もれているだけ。そのヒントを、小さな赤ちゃんが教えてくれます。

この記事でわかること

  • 子育てが楽しくない、疲れたと感じるのは、なぜ自然なことなのか
  • 赤ちゃんの「まねっこ」が教えてくれる、喜びの原点
  • 喜びを取り戻すための、今日からできる3つの小さな一歩

子育てが楽しくないと感じるのは、あなたのせいではありません

子育ては、きれいごとだけではいきませんよね。イライラ、ピリピリ、ドキドキ。思いどおりにいかないことの連続です。

わが家も、赤ちゃんが泣き止まない夜中の2時、3時に、車に乗せてドライブをしたり、ただ必死に耐えたりした日々がありました。そんなときに「楽しい」と思えなくて、当たり前なんです。

24時間、365日、休みなく子どもと向き合っている。まわりに頼れる人がいなくて、ひとりで試行錯誤している方も、たくさんいらっしゃると思います。それだけで、もう十分すぎるほど、がんばっています。

楽しくないと感じる日があるのは、がんばっている証拠。

喜怒哀楽がセットで、子育てです

泣いて、笑って、怒って、悲しんで。子育てには、喜怒哀楽のすべてが入っています。感情的になってしまうのは、人間だから当たり前のこと。

だから、疲れているときは、

  • 人の力を借りる(家族、友人、一時預かり、地域の子育て支援など)
  • 手を抜く(今日は、お惣菜や冷凍食品でも大丈夫)
  • 愚痴を言う(気持ちを言葉にするだけで、少し軽くなります)

どれも、とても自然なことなんです。「ちゃんとしなきゃ」を、少しゆるめてあげてくださいね。

借りる・手を抜く・愚痴る、は立派な子育ての技術。

赤ちゃんの「まねっこ」が教えてくれること

生後半年を過ぎて1歳に近づくころ、赤ちゃんは大人のまねをするようになりますよね。両手を上げて「バンザイ」、手を振って「バイバイ」。そのかわいさに、大人はみんな大喜びです。

でも、赤ちゃんは、まだその意味はわかっていません。それなのに、どうしてあんなに一生懸命、まねをするのでしょう。

それは、まわりの人が喜んでくれるから。

夫は、赤ちゃんの健診をしていたときに、このことにハッと気づいたそうです。誰に教わったわけでもないのに、赤ちゃんは「人を喜ばせることが、うれしい」という力を、生まれながらに持っている。そして、そのときの赤ちゃんは、本当に楽しそうで、生き生きとしている——。

この力は、私たち大人の中にも、ちゃんと残っています。毎日の忙しさに埋もれて、少し見えにくくなっているだけ。だから、いつでも呼び戻すことができるんです。

人を喜ばせる力は、誰の中にもある。埋もれているだけ。

喜びを取り戻す、3つの小さな一歩

1 まず、自分をねぎらう

最初に喜ばせてあげたいのは、ほかの誰でもなく、自分自身です。寝る前に「今日もよくやったね」と、心の中で自分に声をかけてみてください。できなかったことより、できたことを1つ数えるだけで大丈夫です。

2 家族に「ありがとう」を1つ伝える

靴をそろえてくれた、お箸を配ってくれた。そんな小さなことに、「ありがとう。最高のナイスパスだったよ」と伝えてみる。わが家では、この一言で、子どもの顔がぱっと明るくなります。相手が喜ぶと、こちらの心まで温かくなるんですよね。

3 子どもの「できた」を一緒に喜ぶ

昨日できなかったことが、今日できた。そんな小さな成長を、子どもと一緒に喜ぶ。赤ちゃんのまねっこに大人が大喜びしたように、喜びは、伝え合うほど大きくなります。

ねぎらう・ありがとう・一緒に喜ぶ。

ここまでできていれば、大丈夫です

  • 「楽しくない日があっても当たり前」と思えた
  • 疲れたときに、人の力を借りる・手を抜く・愚痴るを、自分に許せた
  • 寝る前に、自分を一言ねぎらった
  • 家族に「ありがとう」を1つ伝えた
  • 子どもの小さな「できた」を、一緒に喜べた

よくある質問

子育てが楽しくないと思うのは、愛情が足りないから?

いいえ、そうではありません。疲れていると、どんなに大切な相手でも、楽しいと感じにくくなるものです。「楽しくない」と悩むこと自体が、子どもを大切に思っている証拠なんです。

自分を褒めるなんて、できません

最初は、それで大丈夫です。「褒める」が難しければ、「今日も一日終わったね」と、自分に声をかけるだけでも十分。ご飯を作った、子どもを寝かしつけた——当たり前に見えることも、ひとつひとつが大切な仕事です。

「ありがとう」を言う余裕もありません

余裕がない日は、無理をしなくて大丈夫です。まずは、自分がひと息つくことを優先してください。気持ちに少しゆとりが戻ってきたら、1日1回だけ、から始めてみましょう。

こんなときは、ひとりで抱えずに相談を

次のような状態が続くときは、心と体が「休んで」とサインを出しているのかもしれません。ひとりで抱えず、かかりつけの医師や、お住まいの地域の保健センター・子育て相談の窓口に相談してみてください。

  • 気分の落ち込みや、何をしても楽しめない状態が、2週間以上続いている
  • 眠れない、食欲がない、涙が止まらない日が続いている
  • 子どもに手をあげてしまいそう、自分を傷つけてしまいそうと感じる

特に、出産後しばらくの時期は、体の変化も重なって、心が揺れやすい時期です。相談することは、弱さではなく、家族を守るための大切な一歩です。

今日からできるワンアクション

今日は、ひとつだけ。

今夜、寝る前に「今日もよくやったね」と、自分に声をかけてみませんか。 声に出さなくても、心の中だけで大丈夫です。

子育ては、何ものにも代えがたい、尊いお仕事です。完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。

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LifeCrescendo が目指しているのは、困りごとが消えることだけではありません。栄養で体と心の土台を整え、その先で、子どもとご家族が「楽しく生き続ける」ところまで、一緒に歩むこと。いまの困りごとから、1つ、2つずつで大丈夫です。(私たちが大切にしていること)

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この記事をお届けした人

栄養カウンセラー ちあき

ちあき(小森 千明)
元・特別支援学校教諭 | 栄養カウンセラー
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます

特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。

メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。

小児外科専門医のクリニックで、栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。

弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。

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ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC