この記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修
「言葉が遅いかもしれない」「集団の中で、うまくやれているかな」「このままで大丈夫?」。子どもの成長は楽しみな一方で、ふと不安がよぎることもありますよね。私も、いつもそうです。
不安になったときの相談先を、私は何年もかけて探し続けました。そう、本当に何年もかかったんです。だからこそ、この記事では、年齢ごとに「この心配は、まずここへ」という目安をまとめました。
先にお伝えすると、相談先は一つではありません。体のことはまず小児科、発達や育ちのことは健診や市区町村の相談窓口、園や学校での様子は先生やスクールカウンセラー。迷ったら、身近なところから一つ話してみることが、最初の一歩です。
この記事でわかること
- 年齢別の、身近な相談先
- 相談の前に準備しておくと役立つメモ
- 親自身が、話せる場所を持つこと
年齢別の相談先
| 年齢 | こんな心配 | まずはここへ |
| 赤ちゃん(〜1歳) | 体重が増えない、頭の形、肌のトラブル、呼吸、体の特徴 | 小児科。授乳のことは助産師 |
| 1歳〜幼児期 | 言葉、ひとり歩き、食事、コミュニケーション、集団への参加 | 1歳半健診・3歳児健診、市区町村の発達相談・栄養相談、小児科 |
| 就学前 | 発達、集団への適応、学習についていけるか | 保育園・幼稚園の先生、市区町村の発達相談 |
| 小学生〜 | 体の不調、眠り、人間関係、集団生活の悩み | 小児科、スクールカウンセラー、必要に応じて児童精神科やカウンセリング |
赤ちゃん(〜1歳):体のことは、まず小児科
体重の増え方、頭の形、肌のトラブル、呼吸のことなど、体の心配はまず小児科へ。赤ちゃんの時期は、命に関わるトラブルが見つかることもあるので、心配が増えたら早めに受診しましょう。授乳のことは、助産師さんに相談するのもおすすめです。
1歳〜幼児期:健診は、相談のチャンス
1歳半健診や3歳児健診では、心理士さんなどに発達のことを相談できることがあります。健診の機会がないときは、小児科や、市区町村の発達相談・栄養相談に問い合わせてみましょう。
親子ひろばなど、たくさんの子どもと接している人に「子どもって、こういうものなのかな?」と目安を聞くのも、安心につながります。
就学前:園の先生は、いちばん近い相談相手
保育園や幼稚園の先生は、集団の中でのその子の様子を、毎日見ています。困りごとを、まず話してみましょう。話しにくいときは、市区町村の発達相談に問い合わせてみてください。体の心配は、小児科へ。
小学生〜:体と心は、つながっている
頭痛や腹痛、眠りの困りごとなど、体の不調はまず小児科へ。小学生になると、集団生活や人間関係の悩みから、体に症状が出ることもあります。小児科で急ぐものではないとわかったら、スクールカウンセラーや、児童精神科・カウンセリングで相談するのもよいと思います。
体のことは小児科、育ちのことは健診と市区町村、園や学校のことは先生へ。
身近な相談先のいろいろ
| 相談先 | どんなところ |
| かかりつけの小児科 | 体の心配の入口。必要なら、ほかの専門の窓口を紹介してもらえる |
| 乳幼児健診 | 1歳半・3歳など。発達のことを相談できる機会 |
| 市区町村の保健センター・子育ての相談窓口 | 保健師さんや心理士さんに、発達・食事・子育ての相談ができる |
| 児童発達支援センターなど | 発達の相談や、必要な支援につなげてくれるところ |
| 園・学校の先生、スクールカウンセラー | 集団の中での様子を知っている、いちばん近い相談相手 |
窓口の名前は、地域によって違います。お住まいの市区町村のサイトで「発達 相談」と調べると、近くの窓口が見つかります。
相談の前に、準備しておくと役立つメモ
| 書いておくこと | 例 |
| いつから気になっているか | 「2歳ごろから」 |
| どんな場面で困っているか | 「園の集まりの時間に、座っていられない」 |
| できていること・得意なこと | 「好きな電車のことなら、たくさん話す」 |
| 家でしている工夫 | 「声をかける前に、肩に触れる」 |
| 聞きたいこと | 「家で、どう関わればいい?」 |
困っていることだけでなく、できていること・得意なことも書いておくのがおすすめです。その子の全体像が伝わりやすくなります。
親自身が、話せる場所を持つ
子どもの心と体は、成長とともにどんどん変わっていきます。その場しのぎではなく、長い目で見たときに、親自身が心配事を話せる場所を持っておくことが、何より大切だと私は思います。
相談することは、ラベルを貼ることではありません。その子のことを、もっとよく知るための一歩です。「ほかの子と違うかも」と言われて不安なときのことは、「ほかの子と違う」と言われたらの記事にまとめています。
ここまでできていれば、大丈夫です
- 体の心配は小児科へ、と知っている
- 次の健診で相談したいことを、メモしている
- 住んでいる市区町村の相談窓口を、一つ調べた
- 自分の気持ちを話せる人や場所が、一つある
よくある質問
相談するほどのことか、迷います。
迷っているなら、相談してみてください。「相談するほどではなかった」とわかるだけでも、安心につながります。相談窓口は、小さな心配を聞くためにもあります。
健診で「様子を見ましょう」と言われました。
様子を見るあいだも、気になることはメモしておきましょう。次の健診や、市区町村の相談窓口で、メモをもとに相談できます。心配が大きくなったときは、次の健診を待たずに相談して大丈夫です。
どこに相談しても、うまく伝えられません。
上のメモを持っていくと、話しやすくなります。うまく話せなくても、「心配で、話を聞いてほしい」と伝えるだけで大丈夫です。
今日からできるワンアクション
今日は、ひとつだけ。
住んでいる市区町村の名前と「発達 相談」で、近くの相談窓口を一つ調べてみませんか。 すぐに連絡しなくても、知っているだけで安心につながります。
ひとりで抱えなくて大丈夫。完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。
合わせて読みたい
- 「ほかの子と違う」と言われたら。発達障害かもと不安なとき、決めつけずにその子を知るところから——『発達障害と間違われる子供たち』を読んで
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LifeCrescendo が目指しているのは、困りごとが消えることだけではありません。栄養で体と心の土台を整え、その先で、子どもとご家族が「楽しく生き続ける」ところまで、一緒に歩むこと。いまの困りごとから、1つ、2つずつで大丈夫です。(私たちが大切にしていること)
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※ ここでお渡しするのは、家庭での教育と実践のサポートです。診断や治療は、医療機関の役割です。
この記事をお届けした人

ちあき
心と体の栄養カウンセラー | ライフクレッシェンド株式会社 代表
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます
特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。わが子の発達に悩み、「私の愛し方が足りないのだろうか」と自分を責めた日々もありました。転機は、体の土台を整える「栄養」でした。
メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。
小児外科専門医のクリニックで、子どもと家族の栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。2019年の秋からは、地域の親子ひろばなどで、ベビーマッサージ・タッチケアの教室も開いています。
弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。
▼ 日々の気づきは、Xで
ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC
