おむつかぶれが治らないときは?おしりを守るおうちケアと、受診の目安

栄養カウンセラー ちあきこの記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修

おむつを替えるたびに、おしりが赤い。ブツブツがなかなか引かない。痛そうに泣くと、こちらまで胸が痛くなりますよね。

先にお伝えすると、おむつかぶれは、おむつをしているあいだは、くり返しやすいものなんです。 だから「すぐ治す」より、「おしりを守りながら、上手に付き合う」くらいの気持ちでいて大丈夫。そのうえで、受診したほうがいいサインは、しっかり知っておきましょう。

この記事でわかること

  • おむつかぶれが治りにくい理由
  • おしりを守るおうちケア(洗う・乾かす・守る)
  • 受診したほうがいいサイン

わが家も、おむつかぶれに悩みました

わが家は3人きょうだいですが、なぜか、おむつのトラブルはいつも次男でした。上の2人はほとんど何もなかったのに、同じように育てていても、次男だけおしりが赤くなる。肌のトラブルなら長男で、おしりのあせもがブツブツになり、かゆくてかきこわして、傷になってしまったこともあります。

同じ家で、同じように育てていても、肌は一人ひとり違う。だから、「私のお世話が悪いのかな」と自分を責めなくて大丈夫なんです。

同じように育てても、肌は一人ひとり違う。

おむつかぶれは、どうして治りにくいの?

おむつの中は、おしっこやうんちで湿って、蒸れやすい場所。そこに、おむつの素材がこすれる刺激が加わって、赤ちゃんの薄い肌は、すぐに荒れてしまいます。

しかも、おむつは毎日、何度も替えるもの。少しよくなっても、また同じ刺激がくり返されるので、おむつが取れるまでは、どうしてもくり返しやすいんですね。

でも、ずっと続くわけではありません。おむつが取れたら、「おしり、きれいになったね」と言える日が、ちゃんと来ます。

くり返すのは、おむつの中の環境のせい。

おしりを守るおうちケアは?

1. こすらず、やさしく落とす

おしりふきでゴシゴシこするのは、荒れたおしりには刺激が強いんです。汚れがひどいときや、赤みがあるときは、ぬるま湯で流したり、ぬるま湯を含ませたコットンでそっと押さえるように落としてあげましょう。

2. しっかり乾かしてから

洗ったあとや拭いたあとは、やわらかいタオルで押さえるように水気をとって、少し乾かしてからおむつを。湿ったままだと、また蒸れてしまいます。

3. ワセリンで「保護」する

体の保湿は、さっぱりしたものが合う子も多いのですが、おしりは「保湿」というより「保護」。ワセリンのような、べったりした油分の多いものを、たっぷり塗ってあげてください。おしっこやうんちの刺激から、肌を守る膜になってくれます。余裕があれば、おむつ替えのたびに。

4. おむつを見直してみる

紙おむつは、メーカーや種類によって、その子の肌に合う・合わないがあります。サイズがきつくないか、こすれていないかも見てみてくださいね。くり返すときは、別のおむつを試してみるのもひとつです。

こすらず落として、乾かして、ワセリンで守る。

おむつ替えの時間を、ふれあいの時間に

おむつ替えは、1日に何度もある、赤ちゃんと向き合う時間でもあります。

  • 顔を近づけて、目を見て「きれいにしようね」「さっぱりしたね」と声をかける
  • 足を持ち上げるときは、やさしく、ゆっくり
  • 終わったら、お腹を手のひらで「の」の字にそっとなでる

おしりが痛いと、おむつ替えのたびに泣いてしまう子もいます。だからこそ、声とまなざしと手のひらで、安心を届けながら。「おむつ替え=嫌な時間」にならないように、ふれあいの時間にしてあげましょう。

声と、まなざしと、手のひらで。

ここまでできていれば、大丈夫です

  • 汚れはこすらず、ぬるま湯などでやさしく落としている
  • 水気をとって、乾かしてからおむつをつけている
  • おしりにワセリンをたっぷり塗って守っている
  • おむつのサイズや種類が合っているか見たことがある
  • 「おむつが取れるまで、上手に付き合う」と思えている

こんなときは、医療機関へ

  • 痛がる、しみて泣く、真っ赤になっている、じくじくしている
  • 皮がむけている、ただれている、血が出ている
  • おうちケアを続けても、よくならない・広がっていく
  • 赤いブツブツが、しわの奥や、おむつの外まで広がっている
  • 下痢が続いている、熱がある

おむつかぶれに見えて、カビ(カンジダ)など別の原因のこともあります。様子をみてよいのか、治療が必要なのかは、医師に判断してもらいましょう。塗り薬が必要かどうか、どれを使うかも、診察で決めてもらってくださいね。

よくある質問

おむつかぶれは、いつ治る?

おむつをしているあいだは、くり返しやすいものです。おうちケアで落ち着くことも多いですが、おむつが取れると、自然ときれいになっていくことがほとんど。ただ、上の「受診の目安」に当てはまるときは、早めに医療機関へ。

下痢のときに、ひどくなります

下痢のときは、うんちの刺激で一気に荒れやすくなります。こまめに替えて、ぬるま湯でやさしく落とし、ワセリンで守ってあげてください。下痢が続く、熱がある、ぐったりしているときは、受診を。

おしりふきは使わないほうがいい?

使っても大丈夫です。ただ、赤みがあるときは、こすらず押さえるように。荒れがひどいときは、ぬるま湯で流すほうがやさしいですよ。

今日からできるワンアクション

今日は、ひとつだけ。

次のおむつ替えで、おしりを乾かしてから、ワセリンをたっぷりのせてみませんか。終わったら、お腹を手のひらで「の」の字にひとなで。

おむつかぶれと付き合うのは、根気がいります。でも、おむつが取れたとき、「おしり、きれいになったね」と言える日は、ちゃんと来ますよ。

合わせて読みたい

LifeCrescendo が目指しているのは、困りごとが消えることだけではありません。栄養で体と心の土台を整え、その先で、子どもとご家族が「楽しく生き続ける」ところまで、一緒に歩むこと。いまの困りごとから、1つ、2つずつで大丈夫です。(私たちが大切にしていること)

栄養カウンセラーのちあきが、家庭で続ける心と体の栄養のヒントを、LifeCrescendo の公式LINEでお届けしています。

LifeCrescendo 公式LINEへ登録

※ ここでお渡しするのは、家庭での教育と実践のサポートです。診断や治療は、医療機関の役割です。

この記事をお届けした人

栄養カウンセラー ちあき

ちあき(小森 千明)
元・特別支援学校教諭 | 栄養カウンセラー
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます

特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。

メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。

小児外科専門医のクリニックで、栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。

弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。

▼ 日々の気づきは、Xで
ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC