この記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修
年末の大掃除。子どもにも手伝ってほしいけれど、何を頼めばいいかわからない。頼んでみたら、かえって散らかった——。そんな経験、ありませんか。
先にお伝えすると、大掃除で大切なのは、家がピカピカになることより、子どもが「自分の役割を果たせた」と感じられることなんです。 年齢に合った仕事をひとつ任せて、終わったら「助かったよ、ありがとう」。それだけで、大掃除は家族がチームになる時間に変わります。
この記事でわかること
- 年齢別、子どもに頼めるお手伝いのリスト
- やる気が続く頼み方と声かけ
- 失敗したときの受け止め方
年齢別・大掃除で子どもに頼めること
| 年齢の目安 | 頼めること |
| 2〜3歳 | おもちゃを箱に戻す・ぬいぐるみを並べる・乾いた布で机をなでる |
| 4〜5歳 | 自分の引き出しの中を出して分ける・窓の下のほうを拭く・靴をそろえる |
| 小学1〜3年 | 自分の机と本棚の片づけ・玄関のたたき掃き・ゴミ袋をまとめる |
| 小学4〜6年 | 窓拭き・お風呂の床・冷蔵庫の中の整理・自分の部屋の大掃除をまるごと |
あくまで目安です。できることは子どもによってちがうので、少し頑張ればできることをひとつ選ぶのがコツ。できなくても大丈夫です。
安全のために:洗剤は大人が準備して薄めて渡す/高い所・脚立は大人の担当/割れ物や刃物は子どもに持たせない。
その子が「少し頑張ればできる」ことを、ひとつ。
やる気が続く、頼み方と声かけ
- 「お手伝いして」より、「◯◯係をお願い」:役割の名前があると、責任感が生まれます
- ゴールを見える形に:「この箱がいっぱいになったら休憩しよう」「ここまでできたらおやつにしよう」
- 遊びにする:「どっちが早く片づけられるかな?」「タイマーが鳴るまでにできるかな?」
- 終わったら、必ずありがとう:小さなことでも「助かったよ、ありがとう」。遊びたいのをがまんした日は、「ゲームしたかったのに、頑張ったね」と、その気持ちごと認めてあげてください
係の名前と、見えるゴールと、ありがとう。
失敗したときこそ、家族の出番
学校の先生から、こんなお話を聞いたことがあります。大掃除の途中、男の子がバケツにつまずいて、水をこぼしてしまった。そのときの、2つの家族の会話です。
ひとつ目の家族では、「何やってるの!」「バケツを置いたお姉ちゃんが悪い!」「早く片づけなさい!」と、責任の押しつけ合いが始まりました。
ふたつ目の家族では、「よそ見してたぼくが悪かった」「歩くところに置いちゃった私も悪かったね」「お母さんも、もう少し気をつけて言えばよかったね」。3人で後始末をして、お茶とお菓子でひと休みしてから、また掃除を続けたそうです。
ちがいを生んだのは、相手の気持ちを思いやる一言でした。親が先に「ごめんね」「大丈夫?」と言えると、子どもも自然とまねをするようになるんですよね。
失敗は、責めるより「大丈夫?」から。
来年への、楽しみをひとつ
大掃除が終わったら、「来年は、ここまで任せてみようか」と話してみてください。去年はおもちゃを片づけるだけだった子が、今年は自分の机をまるごと。1年ぶんの成長が、目に見えるのも大掃除のいいところなんです。
ここまでできていれば、大丈夫です
- 子どもに、年齢に合った「係」をひとつ任せた
- ゴールと休憩のタイミングを、先に決めた
- 終わったら「ありがとう」と伝えた
- 失敗したとき、責める前に「大丈夫?」と言えた
- 「来年はここまで」と、楽しみをひとつ話した
よくある質問
子どもが手伝うと、かえって時間がかかります
最初はそうですよね。全部を一緒にやろうとせず、子どもの係はひとつだけにして、そのあいだに大人は大人の掃除を進めるのがおすすめです。時間がかかるのは、子どもが覚えている途中だからです。
「やりたくない」と言われたら?
無理にやらせなくて大丈夫です。「どれならやってみたい?」と選ばせたり、タイマーやゲームで遊びにしたりすると、乗ってくることも多いんです。今年はやらなくても、家族が楽しそうに片づけている姿を見ていることが、来年につながります。
ごほうびは、あげたほうがいい?
おやつタイムや、みんなで好きなものを食べるなど、家族みんなで楽しむごほうびがおすすめです。お金やものと引き換えにするより、「みんなで頑張ったね」と喜び合う時間が、いちばんの思い出になります。
今日からできるワンアクション
今日は、ひとつだけ。
子どもと一緒に、「今年の大掃除で、あなたは何係をやってみたい?」と話してみませんか。 決めた係を紙に書いて、冷蔵庫に貼っておくのもおすすめです。
大掃除は、家族がチームになる年に一度のチャンス。完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。
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LifeCrescendo が目指しているのは、困りごとが消えることだけではありません。栄養で体と心の土台を整え、その先で、子どもとご家族が「楽しく生き続ける」ところまで、一緒に歩むこと。いまの困りごとから、1つ、2つずつで大丈夫です。(私たちが大切にしていること)
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この記事をお届けした人

ちあき
心と体の栄養カウンセラー | ライフクレッシェンド株式会社 代表
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます
特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。わが子の発達に悩み、「私の愛し方が足りないのだろうか」と自分を責めた日々もありました。転機は、体の土台を整える「栄養」でした。
メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。
小児外科専門医のクリニックで、子どもと家族の栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。2019年の秋からは、地域の親子ひろばなどで、ベビーマッサージ・タッチケアの教室も開いています。
弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。
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ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC
