この記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修
子どものことで毎日が過ぎていって、自分の運動はいつも後回し。気づけば、体が重い、疲れやすい、ズボンがきつい——。子育て中のお母さん、お父さんなら、思い当たることがあるかもしれません。
先にお伝えすると、運動不足の解消は、がんばる運動より「毎日続けられる10分」から始めるのが近道なんです。 そして、ひとりでこっそりより、家族を応援団にするほうが、ずっと続きます。わが家の失敗も含めて、お話ししますね。
この記事でわかること
- 子育て中に運動不足になりやすい理由
- わが家が続けられた「ラジオ体操10分」と、続かなかった失敗
- 家族を応援団にして続ける5つのコツ
子育て中に、運動不足になりやすいのはなぜ?
| よくある理由 | こんな毎日 |
| 自分の時間がない | 朝から晩まで、子どもの予定と家事で埋まる |
| 移動が車や自転車 | 歩く量が、思っているより少ない |
| ストレスの逃がし先が食べること | 子どもが寝たあとの、お菓子や晩酌 |
| 「やるなら、ちゃんと」と思ってしまう | ハードな運動を始めて、続かない |
時間がないのは当たり前。だから「短く・毎日」で考える。
わが家の話 ── 鏡の前で気づいた日
コロナで外出が減った時期のことです。子どもたちと家にこもる毎日で、気づくとお菓子をつまみ、夜は晩酌。ある日、お風呂の鏡を見て、下腹だけがどうしても引っ込まないことに気づきました。おそるおそる体重計に乗ると……現実でした(笑)。
そこで、以前続けていて1年お休みしていたラジオ体操を再開しました。久しぶりにやってみると、腕を回すだけで肩甲骨がゴリゴリ、ジャンプはリズムに合わず、前屈では手が足の甲まで届かない。太ったこと以上に、体が思うように動かなくなっていたことがショックでした。
体重より先に、「動きにくさ」に気づくことがある。
続かなかった失敗と、続いたこと
張り切った私は、姉に誘われて、オンラインでヨガをすることに。「せっかくなら激しいものを」と選んだら、開始10分でギブアップ。翌朝はしんどくて起きられず、ラジオ体操もお休みしてしまいました。
そこで確信したんです。私に合っているのは、ラジオ体操だと。10分で終わって、年齢を問わず誰でもでき、毎朝の習慣に組み込みやすい。
続けて3〜4日目は、体がだるく感じました。でも5日目くらいから、朝ぱっと目が覚めるようになったんです。肩こりが軽くなって、姿勢も少し良くなった気がしました。体を適度に動かすと、夜もぐっすり眠れるんですよね。
激しい運動より、明日もできる運動。
家族を応援団にして、続ける5つのコツ
夫も同じ時期に体重が増えて、家族を巻き込んで取り組んでいました。わが家で効いたコツをまとめます。
- 毎朝、体重計に乗れる場所に置く:洗面台の前など、自然と乗れる動線に。記録はいつも見るカレンダーやスマホに
- 家族に宣言して、毎日報告する:ひとりでこっそりより、「応援されている」ほうが続きます
- 家族に褒めてもらう:減ったら褒めてもらい、夜食をしそうになったら声をかけてもらう。子どもたちは、けっこう厳しい応援団です(笑)
- 完璧を目指さない:週に1回のゆとりの日をつくる。楽しみを全部がまんすると、続きません
- 子どもと全力で遊ぶ:歩けない日は、そのぶん子どもと体を動かす。運動と家族の時間が一度にとれます
家族に話した瞬間から、ダイエットはチーム戦になる。
体を動かすことは、心の栄養にもなる
体を動かすと、気分がすっきりして、夜もよく眠れる。親に余裕が戻ると、子どもへの声かけもやわらかくなります。親の体の土台は、家族みんなの土台なんです。
食事は、減らすことより、たんぱく質と野菜をそろえることから。子どもと同じ食卓を、大人も一緒に整えていくのがいちばん続きます。
ここまでできていれば、大丈夫です
- 1日10分、毎日続けられる運動がひとつ決まった
- 体重計が、自然と乗れる場所にある
- 家族に「やってみる」と話した
- 週に1回のゆとりの日を決めている
- 子どもと一緒に体を動かす時間がある
よくある質問
ラジオ体操だけで、運動不足は解消できる?
ラジオ体操は、全身をまんべんなく動かせる、続けやすい運動です。まずは毎日の習慣にすることが第一歩。慣れてきたら、散歩や子どもとの外遊びを足していくと、無理なく運動量が増えていきます。
子どもが小さくて、運動の時間がとれません
子どもと一緒にできることから始めてみてください。ラジオ体操を親子でする、公園で一緒に走る、抱っこで散歩する。運動の時間を別にとろうとしないのがコツです。
ダイエットのつもりが、続かず自己嫌悪に……
続かない日があって当たり前です。わが家も、張り切りすぎて翌日起きられなかったことがあります。やめてしまった日のことより、また今日から1回やれたことを数えていきましょう。
こんなときは、医療機関へ
急に体重が増えた・減った、息切れや動悸がある、ひどい疲れが続く、関節や腰の痛みで動けない、気分の落ち込みが続く。 こういうときは、運動の前に、医療機関で相談してくださいね。
今日からできるワンアクション
今日は、ひとつだけ。
明日の朝、ラジオ体操を1回だけやってみませんか。 子どもと一緒でも大丈夫です。できたら、家族に「やったよ」と報告してみてください。
完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。
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LifeCrescendo が目指しているのは、困りごとが消えることだけではありません。栄養で体と心の土台を整え、その先で、子どもとご家族が「楽しく生き続ける」ところまで、一緒に歩むこと。いまの困りごとから、1つ、2つずつで大丈夫です。(私たちが大切にしていること)
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※ ここでお渡しするのは、家庭での教育と実践のサポートです。診断や治療は、医療機関の役割です。
この記事をお届けした人

ちあき
心と体の栄養カウンセラー | ライフクレッシェンド株式会社 代表
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます
特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。わが子の発達に悩み、「私の愛し方が足りないのだろうか」と自分を責めた日々もありました。転機は、体の土台を整える「栄養」でした。
メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。
小児外科専門医のクリニックで、子どもと家族の栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。2019年の秋からは、地域の親子ひろばなどで、ベビーマッサージ・タッチケアの教室も開いています。
弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。
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ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC
