雨の日のダルさを吹き飛ばす!中村天風に学ぶ「心の置き所」と積極姿勢

こんにちは、小森こどもクリニックのライフコーディネーター、ちあきです。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーターとしても、日々の暮らしの中で「心の持ち方」を大切にしています。

 

6月。台風が来たり、雨の日が続いたり、湿度が高くてジメジメ……。気圧の変化で体が重く感じたり、アレルギー性鼻炎で鼻声になったり。

 

朝起きて、お弁当を作らなきゃいけないのに体が動かない。「あぁ、だるいな」と思う朝、私にもあります。

 

「そうそう、分かる!」と共感したくなる気持ち、とても自然なことなんですよね。私たちの体は自然の一部ですから、天候の影響を受けるのは当然です。

 

ただ、今日お伝えしたいのは少し違う視点です。体の不調に、私たちの心まで支配されてしまっていいのかな、ということを、一緒に考えてみませんか?

 

梅雨の「だるさ」が、家庭に与える見えない影響

 

体が重い日、つい口から出てくる言葉はこんなものではないでしょうか。

 

・「疲れた……」
・「もうやりたくない」
・「めんどくさい」

 

ため息をつきながらソファにどさっと座り込む。私も、よくやってしまいます(苦笑)。

 

実は、この「消極的なエネルギー」は、家庭という密室の中では想像以上に伝わってしまいます。子どもたちは、親の言葉や態度、家の中に流れる空気感を、スポンジのように吸収する天才たちなんですよね。

 

「最近、うちの子が朝からグズグズするなあ」「なんだか反抗的だな」と感じている方。その原因は、天気だけではないかもしれません。親である私たち自身が発している「だるさの連鎖」が、静かに家族全体に広がっている可能性があるんです。

 

中村天風さんが教える「心の置き所」

 

今回のヒントにしたのが、昭和の思想家・中村天風(なかむら てんぷう)さんの「心身統一法」です。合気道の大家でもあり、大谷翔平選手のメンタル面でも影響を受けたと言われる思想の源流のひとりでもあります。

 

中村天風さんの教えの核心は、こう言い換えられます。

 

「人生は、心一つの置き所である」

 

つまり、体が痛い・だるいという肉体の事実と、心が苦しい・辛いという精神の状態は、切り離して考えましょう、ということです。

 

「気圧のせいで体がだるい」——これは事実です。温かくしたい、休みたい。それも事実です。

 

でも、だからといって心も沈んでいいのか、不機嫌で過ごしていいのか。答えは「いいえ」です。

 

体の不調を理由にした不機嫌や無気力は、結局自分自身が選んだ言い訳に過ぎない、と中村天風さんは戒めます。これは『7つの習慣®』の「インサイドアウト」——内側から変えていく——という考え方とも深くつながっています。

 

「積極姿勢」と「消極姿勢」の違い

 

中村天風さんは、心の持ち方を「積極姿勢」と「消極姿勢」に分けて語ります。

 

消極姿勢とは、環境や体調に流され、天気のせいにしてい不機嫌を撒き散らす状態。「だるい」「疲れた」が口癖になる、まさに梅雨の私たちの姿です。

 

積極姿勢とは、逆境や体調不良の中にあっても、自ら心を明るく・前向きに保とうとする状態です。

 

ここで大切なのは、天気が良いから機嫌が良くなるという条件付きのポジティブではない、ということ。

 

雨が降ろうが雪が降ろうが、体が重かろうが、自分の大切な人生の時間を無駄にしない——そんな「自分軸」を育てていくのが、積極姿勢の本質です。

 

今日からできる「6月シフト」——雨の朝、台所に立つ前に試したい3つのこと

 

では、具体的に何から始めればよいのでしょうか。雨の日の朝、キッチンに立つ前に少し意識的に取り組んでみてほしい習慣を3つお伝えします。

 

① 口角を上げる——体から心を動かす

 

「だるいな」と思った瞬間、一旦その言葉を置いて、口角を「ニッ」と上げてみてください。最初は胡散臭く感じるかもしれません(笑)。でも、中村天風さんは「言葉が運命を作る」とおっしゃっています。

 

積極的な言葉や表情を先に作ると、後から心が「よいしょ」と引き上げられます。そこから体にも活力がめぐり始める——そんな連鎖が起きてくるんです。

 

② 感謝を、あえて声に出す

 

朝起きて、深呼吸を一つ。「命がある。呼吸ができている。ありがたいな」と、口に出してみてください。

 

「この雨のおかげで、草木が潤っているな」——見方を少し変えるだけで、同じ雨の日の景色も違って見えてきます。これも『7つの習慣』でいうパラダイムシフト、つまり「見方の転換」なんですよね。

 

③ 「終わり良ければすべて良し」をイメージする

 

背筋を伸ばして、今日一日をどう終えたいかを思い描いてみてください。「今日も楽しく終われたな」と振り返れる1日を、朝のうちにイメージするんです。

 

体は少しだるくても、「よし、やるぞ!」という主体性が生まれます。それを見た子どもたちには、「雨だけど、お母さん、なんだか楽しそうだな」という安心の空気が伝わります。

 

体の土台と、心の土台。両輪で進もう

 

もちろん、どうしても体がだるくて動かない時は、鉄分やタンパク質といった「体の材料」が足りていないサインかもしれません。私たち小森こどもクリニックやLifeCrescendoでは、そうした「栄養という体の土台」を整えるサポートを全力で行っています。

 

でも同時に、今日お話ししたような「心の土台(あり方)」も、同じくらい大切なんですよね。体と心は、どちらか一つではなく、両輪で回っていくものだからです。

 

6月を「心を鍛えるトレーニング期間」に

 

晴れるのを待つ必要はありません。誰かが機嫌を取ってくれるのを待つ必要もありません。

 

まず自分自身が、家庭の中で少しだけ「太陽」になってみる。それが、子どもたちが親の背中から学べる、人生で一番価値のあるスキル——自分の機嫌を自分で取る力——につながっていきます。

 

ジメジメした6月を、心の強さを鍛えるトレーニング期間に変えてみませんか?雨の日こそ、家族の空気を変えるチャンスです。一緒に、少しずつやっていきましょうね。

 

この記事をお届けした人

 

ちあき(小森 千明)
小森こどもクリニック ライフコーディネーター / 栄養カウンセラー
元特別支援学校教員。オーソモレキュラー栄養医学研究所(ONE)認定カウンセラー。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。
「栄養という言語で哲学を届ける」をテーマに、毎日のごはんとタッチケアから、親子の心と体を整えるサポートを行っています。

 

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