この記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき
小児外科専門医 小森広嗣 監修
子育ての情報は、いまや本当にたくさんありますよね。やり方、工夫、理論。調べれば調べるほど、「何が正しいの?」とわからなくなってしまう。そして、よその家族がうまくいっているように見えて、「うちはだめなのかな」と落ち込んでしまうこと、ありませんか。
先にお伝えすると、子育てに、ただ一つの正解はないんです。 100の家族があれば、100通りの子育てがある。そう思えたとき、私も夫も、ずいぶん楽になりました。
この記事でわかること
- 「子育てに正解はない」と言える理由(陰と陽の考え方)
- 「あの家みたいに」より、「わが家はどうしたい?」が大切なわけ
- お母さんが、いつもお母さんでいなくていい理由
100の家族があれば、100通り
夫は、子どもの診療の現場で、本当にたくさんのご家族と出会ってきました。その中で気づいたのは、「家族って、100家族あれば100通りなんだ」ということ。そして、その100通りが、どれも正解だということだったそうです。
夫自身も、父親として「うちって変なのかな」「ぼくも変?」と悩んだ時期がありました。でも、この考え方がわかってから、家族のあり方を考えるのが楽しくなったと話しています。
明るい家族、静かな家族。外に出るのが好きな家族、家で過ごすのが好きな家族。大家族、小さな家族。どれも、その家族らしい花を咲かせています。
家族の形は、100通り。どれも正解。
陰と陽で考えると、「絶対」はない
陰と陽の図を、思い浮かべてみてください。白い部分の中に、小さな黒い点。黒い部分の中に、小さな白い点。
この図が教えてくれるのは、「絶対」はないということです。これが正しい、と思っていることにも、場合によってはデメリットがある。反対に、これはだめかも、と思っていることにも、実はよいところが隠れていることがある。
だから、子育てに正解はないし、悩むのは当たり前。子どもの個性は千差万別です。たくさんの情報に振り回されるより、目の前のわが子を見て感じる、自分の直感に自信を持っていいんです。いちばん大切なのは、愛が伝わること。悩みが多いのは当たり前!と開き直るくらいで、ちょうどいいのかもしれません(笑)。
正しいことにも陰がある。悩むのは当たり前。
「あの家みたいに」より、「わが家はどうしたい?」
ほかの家族がうまくいっているように見えるのは、よくあることです。でも、悩みのない家族はありません。
夫いわく、順調に見える家族に共通しているのは、何もしなくてうまくいっているのではなく、家族で工夫や行動を積み重ねていること。うまくいかないことも受け止めながら、山も谷も一緒に越えて、前に進んでいるのだそうです。
だから大切なのは、「あの家のようになる」ことではなく、「わが家は、どうなりたい?」を考えること。そのうえで、「あの家のやり方は参考になるな」と思ったら、学ばせてもらえばいいんです。
どの家族にも、その家族ならではの課題があります。問題を抱えていることは、問題ではありません。夫は、「相手のいないサッカーの試合は、楽しくないでしょう?」と言います。課題があるから、乗り越える喜びもある。わが家も、「なかなかできない!」「困った!」の連続ですけれどね(笑)。
比べるより、「わが家はどうしたい?」。
お母さんは、いつもお母さんでいなくていい
陰と陽は、立場によって入れ替わるものでもあります。家の中で、お母さんはいつも子どもを支える側。でも、ずっと支える側でいたら、疲れてしまいますよね。
だから、お母さんは、いつもお母さんでいなくていいんです。自分の親に頼ってみると、そのときは自分が「子ども」の立場になれます。親でなくても、親のように頼れる人と関わってみるのも、いいと思います。
ある年末年始、こんな場面がありました。おばあちゃんが「肩もんでちょうだい」と言うと、孫が「いいよ〜」。おばあちゃんは、肩をもんでもらいながら元気をもらい、子どもは、有り余るエネルギーを分けることで、気持ちが落ち着いていく。見ている私まで、心がほっと和みました。
支える側も、ときには支えてもらっていい。
ここまでできていれば、大丈夫です
- 「子育てに正解はない」と、少し肩の力が抜けた
- よその家と比べる代わりに、「わが家はどうしたい?」を考えた
- 悩むのは当たり前、と思えた
- 自分も、誰かに頼っていいと思えた
よくある質問
情報が多すぎて、どれを信じればいいかわかりません
全部を取り入れようとしなくて大丈夫です。「わが家はどうなりたいか」を先に決めておくと、その方向に合う情報だけを選びやすくなります。迷ったら、目の前の子どもの様子を見て決めてください。
夫婦で子育ての考え方が違います
違うのは、自然なことです。どちらかに合わせるより、「二人とも大切にしたいことは何だろう」と、重なるところを探してみてください。違う考えがあることは、子どもにとって良い面もあります。
頼れる親が近くにいません
親でなくても大丈夫です。友人、地域の子育て支援、一時預かりなど、頼れる場所はいろいろあります。「頼ること」も、子育ての大切な力のひとつです。
今日からできるワンアクション
今日は、ひとつだけ。
今夜、「うちの家族の、いいところ」を3つ、思い浮かべてみませんか。 よその家にはない、わが家だけの花が、きっと見つかります。
100通りの子育ての中に、あなたの家族の正解があります。完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。
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この記事をお届けした人

ちあき(小森 千明)
元・特別支援学校教諭 | 栄養カウンセラー
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます
特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。
メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。
小児外科専門医のクリニックで、栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。
弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。
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ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC
