LifeCrescendo という名前に込めたこと——「だんだん強く」、仲間と一緒に、一滴から

栄養カウンセラー ちあきこの記事を書いた人
栄養カウンセラー ちあき

LifeCrescendo(ライフクレッシェンド)。少し長い名前ですよね。「どういう意味ですか?」と聞かれることがあります。

クレッシェンドは、音楽の言葉で「だんだん強く」という意味です。音楽を教えていた私には、なじみの深い言葉なんです。今日は、この名前に込めた想いをお話しさせてください。

この記事でわかること

  • 「クレッシェンド」という名前に込めた意味
  • 私たちが大切にしている、変わらないことと、新しくしたこと
  • 仲間と歩くこと、どの道も正解であること

急に大きくした音は、割れてしまう

クレッシェンドは、「だんだん」強くなっていく記号です。急に大きくすることは、できません。無理に大きくした音は、割れてしまいます。

子どもの育ちも、家族の毎日も、同じだと思っています。一気に変えようとすると、どこかに無理が出る。少しずつ、だんだん、が一番強いんです。

だから私たちは、できていないことを数えるより、できていることを先に見るようにしています。できていないことを数える場所では、続きません。できていることを先に見る場所では、続きます。誰も見ていないところで続けてきた小さな努力を、ちゃんと見ていたいと思っています。

急がず、だんだん。できていることから先に見る。

大切なことは、昔から変わらない

体を整えるのも、心を育てるのも、大切なことは、時代が変わっても、国や言葉が違っても、変わりません。

よく食べ、よく眠り、体を動かす。人の話を聞き、「ありがとう」を言葉にし、コツコツ続ける。——この基本が、いちばん強いんです。

私たちが新しくしたのは、形のほうです。あふれる情報の中から、その家に本当に必要なものだけを残す。削って、磨いて、続けられる型にする。足すことより、削ることのほうが、ずっと難しいんですよね。

中身は昔から同じ。新しくしたのは、続けられる形。

原則に沿うことは、楽をすることではない

私が育ったのは、三陸——岩手の海辺の町です。あの海のいちばんおいしいものは、断崖を降りた先にあります。自然は、美しいものであると同時に、厳しいものなんですよね。

原則に沿って生きることも、それと同じだと感じています。『7つの習慣』には「農場の法則」という考え方があります。種を蒔き、水をやり、雑草を抜く。飛ばせる工程はなく、蒔いた種しか刈り取れない——。近道はありません。けれど、耕し続けた土からしか、実りは出てこないんです。

近道はない。でも、耕した土には実りがある。

誰と一緒に歩くか

「朱に交われば赤くなる」と言いますよね。人は、まわりの色に染まります。それは弱さではなく、人という生きもののつくりなんだと思います。

だからこそ、どの色の中に身を置くかは、どの方法を選ぶかよりも、ずっと大きく効いてきます。同じ方向を向いた人たちの中にいると、続けることが「頑張ること」ではなくなる。それが、その場所の当たり前になるからです。

だから私たちは、集ってくださる方を「お客様」とは思っていません。同じ道を歩く、仲間だと思っています。

そして、自分らしく生きることは、自分勝手とは違います。自分をそのまま受け止めて、そのうえで、自分とは違う人を信頼する。自分の色と、違う色とが響き合ったとき、足し算ではなく、掛け算が起きるんです。

どの色の中にいるかが、続ける力になる。

どの道も、正解

学校に通い続ける道があります。合わないとわかって、別の場所に移る道があります。しばらく休んで、また戻る道もあります。私たちは、そのどれかを勧める立場にはありません。どれも正解だと思っています。

ただ、選べる時代には、選べる時代の難しさがありますよね。どれを選んでも、「別の道のほうがよかったのでは」が残る。

「万事塞翁が馬」という言葉があります。そのときはうまくいかなかったように見えた道が、あとからいちばんの意味を持つことがある。だから必要なのは、正解を教えてくれる人ではなく、一緒に考えて、決めたあとも隣にいてくれる人だと思っています。

私たち自身も、順風満帆ではありませんでした。うまくいかない時期を通った家庭は、弱い家庭ではありません。困って、迷って、それでも一日ずつ進めた家庭にだけ、「どうにかしていける」という感触が残ります。「私も、できたから、大丈夫。あなたにも、できるから」——そう、実体験をもってお伝えできることが、私たちの役目だと思っています。

正解を教える人より、決めたあとも隣にいる人に。

迷う日があって、いい

私が軸にしている、シスター渡辺和子さんの言葉があります。

しようか、どうしようかと迷ってもいい。でも、そこで、自分の怠け心と闘った時に、初めて、本当の美しさ、自分らしさが生まれてくる
——渡辺和子『面倒だから、しよう』(幻冬舎)

迷う日があっていい。それでも一歩を選んだ日に、その人らしさが生まれる。私たちの伴走は、この考え方に立っています。

一滴から、広がっていく

私たちが大切に数えているのは、登録してくださった方の数ではありません。「変わりました」と聞けた回数です。

いま、この考え方を受け取ってくださる家庭は、多くはないかもしれません。でも、受け取った家では、それが毎日の形になります。食卓が変わり、声のかけ方が変わり、迷ったときの決め方が変わる。

そうなると、次に渡すのは、私たちではありません。その家のお父さん・お母さんです。お子さんへ。同じことで困っている、隣のご家族へ。私たち自身も、教えてくれる人、支えてくれる家族、学ぶ時間に恵まれて、ここまで来られました。受け取ったものを、渡していく。

一滴が落ちたところから、波紋は広がります。急がせることはできません。けれど、止まることもありません。

ここまで読んでくださった方へ

  • できていないことより、できていることを1つ数えてみる
  • 「よく食べ、よく眠り、体を動かす」の中から、1つだけ整えてみる
  • 同じ方向を向いた人と、つながってみる

よくある質問

LifeCrescendo は、どんなことをしているところですか?

栄養で体と心の土台を整え、子どもとご家族が楽しく生き続けるところまで一緒に歩む、「心と体の栄養研究所」です。栄養カウンセリング、タッチケア、『7つの習慣』の実践会などを通して、家庭で続けられる学びをお届けしています。

「仲間」というのは、どういうことですか?

正解を一方的にお渡しするのではなく、一緒に学び、家庭で試して、その結果をまた持ち寄る関係のことです。同じ方向を向いた人がいると、続けることがずっと楽になります。

今日からできるワンアクション

今日は、ひとつだけ。

今夜、「今日、できたこと」をひとつだけ、家族と話してみませんか。 だんだん強く——その最初の一音です。

完璧じゃなくて大丈夫。ちりつもで、一緒にやっていきましょうね。

合わせて読みたい

LifeCrescendo が目指しているのは、困りごとが消えることだけではありません。栄養で体と心の土台を整え、その先で、子どもとご家族が「楽しく生き続ける」ところまで、一緒に歩むこと。いまの困りごとから、1つ、2つずつで大丈夫です。(私たちが大切にしていること)

栄養カウンセラーのちあきが、家庭で続ける心と体の栄養のヒントを、LifeCrescendo の公式LINEでお届けしています。

LifeCrescendo 公式LINEへ登録

※ ここでお渡しするのは、家庭での教育と実践のサポートです。診断や治療は、医療機関の役割です。

この記事をお届けした人

栄養カウンセラー ちあき

ちあき(小森 千明)
元・特別支援学校教諭 | 栄養カウンセラー
── ライフコーディネーターとして、ご家族の食卓と、毎日の選択の隣にいます

特別支援学校の教員でした。教えていたのは、音楽です。言葉にならない声を、聞き取る仕事でした。その聞き取り方を、いちばん近いところで試されたのが、わが子の子育てです。

メロディーは、その人のもの。私が変えるのは、リズムのほう。

小児外科専門医のクリニックで、栄養カウンセリングを重ねてきました。いまも毎日、現場にいます。

弘前大学 教育学部 障害児教育課程卒。特別支援学校教諭一種免許(知的障害・肢体不自由・病弱)、中学校・高校 音楽教諭一種免許。オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)認定。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。

▼ 日々の気づきは、Xで
ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC