「私が全部やらなきゃ」を手放す日。家族というチームで「ナイスパス」を回すコツ

こんにちは、こどもの栄養カウンセラーのちあきです。

もうすぐ夏休みですね。「毎日のお昼ご飯、どうしよう…」「また部屋が散らかる…」と、今からハラハラしているお母さんたちも多いかもしれません(苦笑)。

「私が全部やらなきゃ」
「お母さんなんだから、ちゃんとしなきゃ」

そんな風に一人で抱え込んで、夕方にはヘトヘトになってイライラしてしまう……。実は私自身が、ずっとそんな風に自分を追い込んでいた一人なんです。

先日、次男がサッカーの体験練習に参加してきたときのこと。一生懸命ボールを追いかける姿を見ながら、ふと「子育てや家族のあり方」について、ハッとさせられる気づきがありました。

今日は、そのサッカーの練習風景から見えた、家族という「最小のチーム」のあり方についてお話ししたいと思います。

一人で抱え込む「独りよがりのドリブル」になっていませんか?

サッカーの試合で、敵が攻めてきたときに一番見どころになるのは「どう相手をかわすか」ですよね。

でも、そこで「自分一人で決めてやる!」と、ボールを持ったまま敵陣に突っ込んで、ドリブルし続けてしまうとどうなるでしょうか。
結局、相手に囲まれて隅に追いやられ、ボールを奪われてしまいます。本来の目的である「ゴール」にたどり着けないんです。

その姿を見たとき、「あ、これって余裕がなかった頃の私だ」と思いました。

毎日の生活の中で、家族の誰にも頼らず、家事も育児も全部一人でこなそうとしてしまう。どんどん自分を追い込んで、最後にはパンクして、イライラを撒き散らしてしまう(笑)。
本当のゴールは「家族が笑顔で過ごすこと」なのに、独りよがりのドリブルをして、孤立してしまっていたんですよね。

家族というチームで「パス」を回そう

一人で抱え込んで限界を感じているとき。それは決して、あなたの愛情が足りないわけでも、ダメなお母さんだからでもありません。
ただ少しだけ、周りに頼る方法を忘れてしまっているだけなんです。

そんなときこそ、必要なのは「広い視野」を持つこと。そして、周りに「パス」を出すことです。

家族は、社会の中で最も小さなコミュニティであり、チームです。
「こっちパスちょうだい!」「ちょっと手伝って!」と、お父さんや子どもたちにボールを渡してみませんか。一人でゴールに向かう必要はないんです。

子どもからの「パス」を見逃さない

具体的に今日からできることがあります。
それは、子どもからのパスに気づくこと。

例えば、子どもが脱ぎ捨てた靴を揃えてくれたとき。ご飯のときにお箸を並べてくれたとき。
これは、子どもが家族というチームに出してくれた、立派な「パス」なんです。

親として、そのパスをしっかりとキャッチしてあげたいですよね。

「ありがとう」にプラスする最高の声かけ

パスを受け取ったら、「ありがとう」で終わらせずに、もう一言添えてみましょう。

「お母さんが忙しいのを見て、手伝ってくれたんだね。ありがとう!今の、最高のナイスパスだったよ!」

そんな風に伝えると、愛情ホルモンである「オキシトシン」がお互いにたっぷり分泌されます。
子ども自身も、「自分の行動が家族の役に立ったんだ」「自分のパスでみんなが笑顔になってくれた」と喜びを感じ、さらに広い視野を学んでいくんです。

規律と優しさのバランスが「強いチーム」を作る

もちろん、ただ楽しくパスを回すだけではなく、チームとしての「ルール」も必要です。

私たちのクリニックの現場でも同じですが、患者さんに寄り添う温かい気持ちを持つと同時に、毅然とした態度や規律を守ることも大切にしています。
家庭でも、はしゃぎすぎて危ないときには、「ダメなものはダメ」としっかり伝える。規律を守りながらパスを回すことで、お互いが本当に安心して過ごせる空間づくりにつながります。

今日からパスの交換を始めませんか

自分一人だけ頑張らなきゃいけないなんてことはありません。

ちょっと手伝って、とパスを出す。
お父さんにお願いする。
そして、受け取ったら「ナイスパス!」と笑顔で返す。

そんなパスの交換がたくさん行き交うほど、家族というチームは強くなり、深い絆が築き上げられていきます。
今日から一緒に、「ナイスパス」と言い合えるチーム作りを始めてみませんか。

この記事をお届けした人

ちあき(小森 千明)
小森こどもクリニック ライフコーディネーター / 栄養カウンセラー
元特別支援学校教員。オーソモレキュラー栄養医学研究所(ONE)認定カウンセラー。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。
「栄養という言語で哲学を届ける」をテーマに、毎日のごはんとタッチケアから、親子の心と体を整えるサポートを行っています。

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