こんにちは、『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーターのちあきです。
ゴールデンウィークなどの連休が近づき、子どもたちが家で過ごす時間が増えると、どうしても頼ってしまうのがスマホやタブレットですよね。
「静かにしてくれているから助かる」と思う反面、つい頼ってしまう自分に自己嫌悪を感じたりしたことはありませんか?ふとリビングを見渡すと、家族全員が同じ部屋にいるのに、それぞれが違う画面を見て一言も会話がない……。そんな光景に「これでいいのかな?」と不安を感じることもあるかもしれません。
今回は、そんな「タブレット育児」の罪悪感やモヤモヤを手放し、親子の絆を深めるためのちょっとした工夫についてお話しします。
連休中、家族がバラバラの方向を見ていませんか?タブレット育児の「違和感」
我が家の長期休みも、ご多分に漏れずタブレットが大活躍でした。でも、ある時ふと気づいたんです。
子どもたちは一人一台の画面に夢中。私もパソコンで仕事をしていて、夫も自分の画面を見ている。せっかく家族が同じ空間に集まっているのに、全員がバラバラの方向を向いて、会話があるようでないような状態になっていました。
「これはちょっと怖いな、良くないな」
そう感じた私は、改めて『7つの習慣』の視点から、家族のコミュニケーションを見直してみることにしました。
子どものタブレットを取り上げる前に。相手を大切にする『7つの習慣』の視点
『7つの習慣』の中には、「相互依存のパラダイム」という考え方があります。お互いを尊重し、高め合う関係性を築くための土台となるものです。
その中で、コヴィー博士はこう述べています。
「相手を本当に大切に思うなら、相手が大切に思っていることを自分も同じように大切にしなければならない」
これを読んだ時、「ハッ」としました。
我が家の次男は、タブレットが大好きで、取り上げようとすると暴れ馬のようになってしまいます。私はつい「タブレットが悪い」「タブレットが次男を悪くしている」と固執してしまっていました。
でも、次男にとっては「タブレットで楽しむ時間」がとても大切なものだったのです。
親としては「静かだからラッキー」と自分の用事を済ませることに意識が向きがちですが、それでは相手が何を考えているのか、何を感じているのかが分からなくなってしまいます。
1人1台の画面から、みんなで1つの画面を共有する
そこで、私は考え方を変えてみました。たまたま子どもが「録画していたアニメを一緒に見よう」と誘ってくれた時、思い切って一緒にテレビの画面を見ることにしたのです。
久々に家族で1つの大きな画面を共有する時間。
子どもたちはすでに内容を知っているので、「ここはこうなるんだよ!」と得意げに話してくれます。私が画面を見て「えーっ!」と驚くと、子どもたちは「お母さん、そんなところで驚くの?」とキラキラした笑顔で笑うんです。
「わぁ、ドキドキするね」
「面白いね」
「怖いね」
同じ画面を見て、同じ感情を共有する。この時間が、実はものすごく大切なんだと気づきました。
スマホやタブレットで1人1台の世界に閉じこもるのではなく、1つの画面をみんなで見て感情を味わう。子どもが「怖い」と感じた時に、お母さんも心から「怖いね」と共感してくれる。
その体験こそが、子どもにとって「自分を大切にしてもらっている」という安心感につながるのです。
感情の共有が子どものイライラを落ち着かせる理由
この「感情の共有」を経験した後、我が家に小さな変化が起きました。
あんなにタブレットを取り上げると暴れ馬になっていた次男が、猫ちゃんのように私にスリスリと甘えてくるようになったのです。
きっと、彼の中でうまく表現できなかったエネルギーが、一緒の画面を見て感情を共有できたことで満たされ、安心感に変わったのだと思います。「お母さんに受け入れてもらえた」という実感が、彼の心を柔らかくしてくれました。
もちろん、これで全てが解決するわけではありません。でも、「タブレットばかりでどうしよう」と悩んだ時は、相手の世界に少しだけ寄り添ってみる。相手が大切にしているものを、一緒に楽しんでみる。
その小さな一歩が、思わぬご褒美を連れてきてくれるかもしれません。
まとめ:タブレット育児の罪悪感を手放し、親子の会話を育むために
タブレットやスマホは、決して「悪」ではありません。毎日頑張るお母さんがホッと一息つくための大切なツールでもあります。
大切なのは、ツールに任せきりにするのではなく、「時にはその世界に親も入り込み、感情を共有すること」です。
今日からできるワンアクション
もし、お子さんがタブレットやゲームに夢中で会話が減っているなと感じたら、今日からできることを1つ試してみてください。
「子どもが見ているものを、5分だけ一緒に見て、感想を言い合う」
「それ、どんなところが面白いの?」と聞いてみたり、一緒に笑ったり驚いたりしてみてください。1人1台のバラバラの画面から、1つの画面を共有して感情を通わせるだけで、親子の距離はグッと縮まりますよ。
この記事をお届けした人
ちあき(小森 千明)
小森こどもクリニック ライフコーディネーター / 栄養カウンセラー
元特別支援学校教員。オーソモレキュラー栄養医学研究所(ONE)認定カウンセラー。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。
「栄養という言語で哲学を届ける」をテーマに、毎日のごはんとタッチケアから、親子の心と体を整えるサポートを行っています。
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