💡 この記事の活用について
ここでは、当院の栄養外来で、多くのご家族と一緒に実践し、効果を確認してきた「サプリメントの飲ませ方の工夫」をご紹介します。
【必ずお読みください】
この情報は、医師の診察を受け、指導下にある患者様へのサポートとして提供しています。
お子様の体質や現在の治療状況によっては、適さない方法も含まれます。初めての方は自己判断せず、必ず医師の診察・指示を受けてから実践してください。📖 栄養外来がはじめての方は、まず 🔰スタートアップ・ガイド をご覧ください。
💊 6歳からの「カプセル飲み」チャレンジ
「粒が大きくて飲み込めない…」
大人でも苦手な人がいるカプセル。お子さんが嫌がるのは当然です。
でも、カプセルには「成分を酸化から守る」「胃まで届ける」という大切な役割があります。
小学生になったら、少しずつ練習してみませんか?
🥤 魔法の練習ステップ(水飲み鳥作戦)
実は、カプセルを飲むコツは「下を向くこと」なんです。
✔️ 水を含んで上を向く(ガラガラうがいのポーズ)
これは間違い! 喉が閉まって苦しくなります。
✔️ 正解:水飲み鳥のポーズ
まず、水を口に含みます。
カプセルを口に入れます(カプセルは水に浮きます)。
下を向いて(お辞儀をして)、そのままゴクン!
カプセルが喉の奥(水面の上)に浮いてくるので、驚くほどスムーズに飲み込めます。
🍫 それでもダメなら「チョコ味」で包む
市販の服薬ゼリー(チョコ味がおすすめ)を使うのも手です。
つるんと喉を通るので、恐怖心がなくなります。
⏰ 飲むタイミングは朝?夜?
「朝ごはんで飲み忘れた!もうダメだ…」
なんて思う必要はありません。
栄養療法で一番大切なのは「やめないこと」。タイミングよりも「1日のトータル量」が確保できていれば100点満点です。
おすすめのタイミング(目安)
基本は、胃腸への負担が少ない「食後」がおすすめです。
✔️ ビタミンB群・C: 体からすぐに出て行ってしまうので、朝・夕の2回に分けるとベスト。
✔️ 鉄・亜鉛: 胃が空っぽだと気持ち悪くなることがあるので、必ず食後(何か食べた後)に。
✔️ 飲み忘れたら: 気づいた時に飲めばOK!寝る前にまとめて飲んでも大丈夫です。
💊 薬と一緒に飲んでも大丈夫?
サプリメントは「薬」ではなく、濃縮された「食品(ごはん)」です。
ですので、病院のお薬と一緒に飲んでも問題ないことがほとんどです。
⚠️ 少し気をつけたいケース
✔️ 抗生物質を飲んでいる時:
一部の抗生物質は、鉄や亜鉛とくっついて吸収が悪くなることがあります。
念のため、お薬とサプリを2時間あけて飲むと安心です。
心配な場合は、お薬手帳を持って外来でご相談くださいね。
【ちあきのX発信: リアルな子どものサプリ事情を発信中】
毎日スムーズに飲めるわけじゃない、そんなリアルな葛藤や工夫をつぶやいています。
👉 ちあき|こどもの栄養カウンセラー×3児の母🌱 @LifeCrescendoC
📖 栄養療法の全体像や治療のロードマップを知りたい方は 🔰スタートアップ・ガイド もあわせてご覧ください。
この記事の執筆・監修
ちあき(小森 千明)
小森こどもクリニック ライフコーディネーター / 栄養カウンセラー
元特別支援学校教諭。弘前大学教育学部卒業後、障害児教育の現場を経て、夫・小森広嗣の小児外科医としての活動を支えながらクリニック運営に携わる。
自身の子育ての中で、発達疑いのあるお子さんを栄養療法でサポートしてきた実体験を持つ。「頭でわかっていても、毎日の食事はしんどい」というお母さんたちの本音を誰より知る一人として、生活に根ざした「続けられる栄養の整え方」を伝えることを大切にしている。
オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート(ONE)、ベビーマッサージ・タッチケアセラピスト、7つの習慣®認定ファシリテーター。Podcast『愛でいっぱいまるまるタッチ』配信中。
小森こどもクリニック 院長 小森 広嗣(こもり こうじ)
慶應義塾大学医学部卒。都立小児総合医療センター外科医長などを経て小森こどもクリニックを開院。
小児外科専門医として数多くのおなか(消化管)の手術や治療に携わり、「こどものお腹のスペシャリスト」として消化管の構造と機能に精通する。
自身や家族の不調が栄養療法で改善した手応えから、「西洋医学だけでは届かない不調」の解決策として「栄養」の重要性を確信。
「吸収の場である腸」と「体の材料となる栄養」の両面から、標準治療と分子栄養学を柔軟に組み合わせ、その子の体の土台を根本から整える「統合的な医療」を実践している。
日本小児外科学会認定専門医・指導医、医学博士。
