【週刊 LifeCrescendo】お腹から整える、心と体の土台づくり

今週のLifeCrescendoは、「腸内環境と子どもの落ち着きのなさ」と「小児外科医が栄養にたどり着いた理由」を深掘りした一週間でした。

 

「最近、うちの子なんだか落ち着きがないな」「ちょっとしたことでイライラして…」そんなふうに悩むこと、ありませんか?実はそれ、性格や育て方のせいではなく、体の中、特に「腸」からのSOSかもしれません。

 

今回は、日々の食卓からできる「ちりつも」アクションと、高度医療の現場から地域の診察室へと歩みを進めた小児外科医の視点から、心と体の土台づくりについて考えてみたいと思います。

 

愛の実践 ── ちあきの記事

 

「子どもの落ち着きのなさ、原因は「腸」かも?お腹から整える心と体の土台づくり」

 

私自身、長男の落ち着きのなさや、弟への意地悪に頭を抱えていた時期がありました。「私の育て方が悪いのかな」と自分を責めてばかり。でも、ある時気づいたんです。子どもたちはワガママを言っているのではなく、体の中に溜まった緊張を一生懸命外に出そうとしていただけなんだ、と。

 

実は、私たちの感情や思考、集中力には「腸」が大きく影響しています。安心ホルモンであるセロトニンの多くは腸で作られているため、腸内環境が乱れると、そわそわしたり不安になったりしてしまうんです。我が家でも、毎日飲んでいた牛乳をお休みしてみたところ、長男のそわそわ感が減り、意地悪も少なくなって本当に驚きました。

 

足りなかったのは愛情ではなく、ただ体を整えるための材料(栄養)だっただけなんです。

 

完璧を目指さなくて大丈夫。「2日に1回」にしてみる、お味噌汁をちょい足ししてみる。そんな小さな一歩から、一緒にお腹の中から笑顔の土台を作っていきませんか?

 

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知の深層 ── 小森の記事

 

「メスとスプーン——小児外科医が「栄養」にたどり着くまで」

 

高度な小児専門病院で手術に明け暮れていた頃、私は目の前の命を救うことに全力を尽くしていました。しかし、手術が成功し、退院していく子どもたちを見送るたびに、「この子がここを出た後の毎日を、自分は何も知らない」というもどかしさが募っていきました。

 

地域に出て、年間2万人の子どもたちと向き合う中で見えてきたのは、病気と健康の間にある広大なグレーゾーンでした。なぜこんなに風邪をひくのか、なぜ皮膚が弱いのか。その答えを探し求め、行き着いたのが「分子栄養学」という、細胞の土台から体を立て直す科学だったのです。

 

表面の急性を、その場その場で治すだけでは、本当の健康にはならない。

 

いくら最先端の薬を使っても、栄養が入っていなければ効果は長続きしません。体の土台が変われば、心が動き始める。メスを置いたのではなく、メスを持ったままスプーンを添える。それが、私がたどり着いた「最初の砦」を作るための医療の形なのです。

 

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両輪のハーモニー ── 心の栄養と体の栄養の交差点

 

子どもが落ち着きをなくしたり、イライラしたりする時、私たちはつい「心」の問題として捉えがちです。しかし、ちあきが台所での実践から気づき、私が小児外科医としての2万人の診療から確信したように、その根底には「体の栄養」という土台が存在しています。

 

腸に小さな炎症(リーキーガット)が起きることで、脳や神経に影響が及び、それが「そわそわ」や「イライラ」として表れる。これは単なる気合や根性の問題ではなく、極めて生理学的な反応なのです。だからこそ、親御さんが自分を責める必要は全くありません。

 

体の栄養が整って初めて、心に「エコー」が生まれます。心に響きが戻ると、体が動き始め、人と関わる力が生まれる。この順序を逆にはできません。日々の食卓で、少しずつ腸を整える「ちりつも」アクションを重ねること。それは、単に栄養素を補給しているだけでなく、子どもの心に安心という栄養を届ける「愛の動詞」そのものです。

 

「なんでこんなにイライラしちゃうんだろう」そうやって自分を責めてしまう時は、どうか思い出してください。それは性格のせいでも、育て方のせいでもありません。体が限界のサインを出しているだけかもしれません。まずは美味しいごはんを一緒に食べて、笑い合えれば、それだけで十分です。

 

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ちあき🌱こどもの栄養カウンセラー×3児の母

小森広嗣🌱こどもの栄養とお腹の専門医

 

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ライフコーディネーター|ちあき

哲学医/小児科医|小森広嗣