子どもにイライラして怒ってしまう…『7つの習慣』に学ぶ、自己嫌悪から抜け出す3つのステップ

「朝から子どもに怒鳴ってしまいました…」

 

朝の忙しい時間に限って準備が進まなかったり、夕方になって疲れがピークの時に部屋が散らかっていたり。「なんで今、こういうタイミングで!」と、ついカッとなってしまうこと、ありませんか?
特にゴールデンウィークが明けたこの時期は、「なんだか体がだるいな」という疲れも重なって、余計にイライラの導火線が短くなりがちですよね。

 

そして怒った後には、「またやってしまった…」と深い自己嫌悪に陥るんです。

 

私も昔はそうでした。子どもが小さかった頃は、毎日がバタバタで、思い通りにならないことにイライラしてばかりだったんですよね(苦笑)。

 

でも、それってあなたの性格が悪いからでも、愛情が足りないからでもありません。ただ、感情との付き合い方や、ちょっとした「心の筋肉」が足りていなかっただけなのかもしれません。

 

今日は、つい怒ってしまう習慣を変えるための、3つのステップ(知識・スキル・意欲)を一緒に見ていきましょうね。

 

実はこの「知識・スキル・意欲」という要素は、世界的名著『7つの習慣®』の中で語られている「習慣の定義」なんです。
書籍の中では、「知識(何をするか、なぜそれをするのか)」「スキル(どうやってするのか)」「意欲(したいという動機)」という3つの要素が重なり合ったところに、初めて「新しい習慣」が生まれると定義されています。

 

「つい怒ってしまう」というのも、毎日の生活の中で無意識に繰り返してしまっている一つの習慣なんですよね。だからこそ、この3つの円を一つずつ見直していくことで、イライラを手放し、穏やかな毎日という「新しい習慣」を育てることができるんです。

 

少しだけ『7つの習慣』のレンズを借りて、具体的にどうやって怒りのループから抜け出せるのか、順番に紐解いていきましょう。

 

1. 知識:なぜ怒ってしまうのか、本当の気持ちを知る

 

いつも怒ってしまう習慣を変えるには、まず「なぜ怒ってしまうのか」を理解することが大切なんです。

 

実は、「怒り」というのは二次的な感情だと言われています。
その怒りのもっと下には、「心配」や「困ったな」「悲しい」といった、一次的な感情が隠れているんですよね。

 

例えば、子どもが道路に飛び出しそうになったとき、「危ない!」って怒鳴ってしまいますよね。でもその下には、「車にひかれたらどうしよう」という強い恐怖や心配があるからなんです。

 

靴下を出しっぱなしにしている家族にイラッとするのも、「何度も言っているのに理解してもらえなくて悲しい」という気持ちが隠れていたりします。

 

自分が今、本当は何を感じているのか。怒りの奥にある自分の気持ち(一次感情)に気づいてあげることが、最初の一歩なんです。

 

2. スキル:怒りを落ち着かせる「6秒の魔法」

 

自分の本当の気持ちに気づけたら、次は「どう行動するか」というスキルです。気持ちだけで乗り切ろうとしても、やっぱりとっさの時には怒ってしまうんですよね。

 

そこで試してほしいのが、「スペースを置く」というスキルです。

 

イラッとした瞬間、すぐに言葉を返すのではなく、心の中で「1、2、3、4、5、6」とゆっくり数えてみましょう。
深呼吸をしながら、3秒吸って3秒吐く。これだけでも、パッと頭に血が上った状態から、脳の理性が少し戻ってくるんです。

 

理性が戻ると、「なんで片付けてくれないの!」と怒る代わりに、「片付いていないと掃除が大変で、私、悲しいんだよね」と、自分の本当の気持ちを伝えられるようになります。

 

最初は3秒でも大丈夫。とりあえず言葉を飲み込んでみる。この「ちりつも」の心の筋トレを、一緒にやってみませんか?

 

3. 意欲:どんな未来を思い描くか

 

知識を得て、スキルを知っても、いざその場になると忘れてしまうことってありますよね(苦笑)。
だからこそ、一番大切なのが「意欲」なんです。

 

「なぜ、私は怒るのをやめたいんだろう?」という動機です。

 

このまま毎日怒り続ける10年後と、ニコニコ笑って「お部屋がきれいだね」と言い合える10年後。どちらの未来を選びたいですか?

 

子どものためだけではありません。お母さん自身が穏やかで幸せでいられること。それが家族にとって何より大切なんです。

 

「きっとこの子は、こんなに素敵な大人になるはず」
「パートナーとも、もっと笑い合える関係になれる」

 

そんなワクワクする明るい未来を思い描くことが、「よし、今日も6秒待ってみよう」という決意につながります。

 

今日の「ちりつも」ワンアクション

 

『7つの習慣』には「農場の法則」という言葉が出てきます。種をまいて、水をやり、時間をかけて育てて、ようやく秋に収穫できる。子育てもそれとまったく同じで、やってもやっても、すぐには目に見える結果が出ないことばかりですよね。

 

でも、怒りの裏にある自分の気持ちに気づき、数秒深呼吸をして、ワクワクする未来を想像する。この「ちりつも」の種まきを少しずつ繰り返すことで、時間はかかっても必ず変化は訪れます。

 

まずは今日、イラッとしたら「3秒だけ深呼吸」を試してみてください。完璧にできなくても大丈夫。少しずつ、心の筋トレを一緒にやっていきましょうね。

 

この記事をお届けした人

 

ちあき(小森 千明)
小森こどもクリニック 運営統括マネージャー / 栄養カウンセラー
元特別支援学校教員。オーソモレキュラー栄養医学研究所(ONE)認定カウンセラー。『7つの習慣®』実践会認定ファシリテーター。3児の母。
「栄養という言語で哲学を届ける」をテーマに、毎日のごはんとタッチケアから、親子の心と体を整えるサポートを行っています。

 

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