「愛情不足」じゃなかった!反抗期の暴言も、私のイライラも「栄養」で変わった我が家の3ヶ月

「早くしなさい!」「なんで言ったことができないの!」

夕暮れ時、キッチンに響く私の怒鳴り声。
自己嫌悪で胸がギュッと締め付けられるけれど、どうしてもイライラが止められない。
そして、腫れ物に触るようにリビングにいる子どもたち…。

もしかして、こんなお悩み抱えていませんか?

☑︎ 自分でも驚くほど、些細なことでイライラしてしまう
☑︎ 子どもがいつもダルそうで、やる気が見えない
☑︎ 肌荒れや不調が続き、鏡を見るのが憂鬱
☑︎ 「私の育て方が悪いのかも」と夜中に一人反省会をしている

これ、ほんの3ヶ月前までの私の姿そのものです。
でも、今だからはっきり言えます。

あなたが悪いのではありません。
足りなかったのは、「母親としての努力」でも「愛情」でもなく、ただ単に「体の材料(栄養)」だったのです。

今日は、私たち小森家が「分子栄養学」に出会い、「栄養不足」という名の「ガス欠」を解消しただけで、家族の景色がガラリと変わった3ヶ月間の物語をお話しします。

衝撃!私の体は「鉄・ビタミン・タンパク質」が空っぽだった

主人のクリニックで取り入れている「分子栄養学」。
これは、一般的な健康診断では見過ごされてしまう「細胞レベルの栄養状態」を詳しく見るものです。

「まずは自分たちが実践しなくちゃ!」と検査を受けた私。
結果を見た瞬間、ショックを受けるどころか、「ああ、だからか!」と涙が出るほどホッとしたのを覚えています。

データが示していたのは、元気でいるための「3大栄養素」の深刻な欠乏でした。

  1. 深刻な「鉄」不足(=心のエネルギー切れ)
    体の中に鉄を蓄えるタンク「フェリチン(貯蔵鉄)」が、驚くほど空っぽでした。鉄は、心の安定剤である神経伝達物質を作る材料。これがないのは、ガソリンなしで車を走らせようとしていたのと同じです。
  2. 代謝を回す「ビタミン」不足(=疲れが取れない)
    食べたものをエネルギーに変える潤滑油・ビタミン群もスカスカ。これでは、いくら寝ても疲れが取れないし、体も重いわけです。
  3. 体の土台となる「タンパク質」不足(=心身の材料不足)
    肌や髪、ホルモンを作る材料も足りていませんでした。

「私の性格が悪かったんじゃなかった。ただ、材料がなかったんだ…」

この気づきが、私を「ダメな母親」という呪縛から解放してくれました。
心の問題だと思っていたイライラは、実は物理的な「栄養の枯渇」からのSOSだったのです。

「性格」だと思っていたけれど…?子どもたちに起きた3つの奇跡

「これは、子どもたちも同じかもしれない」
そう直感し、家族全員で「食事改善」と「サプリメント」による土台作りをスタートしました。

それから3ヶ月。
我が家に起きた変化は、まるで魔法のようでしたが、紛れもない現実です。

1. 「ダルい」が口癖の長男が、自ら机に向かった!

マイペースで、いつもソファーと同化していた長男。「やる気がない子」だと諦めかけていました。
でも、栄養が満ちてくると…
「あれ?勉強してる?」
なんと自らテスト勉強を始め、理科と数学の成績が飛躍的にアップ!さらに「何か手伝う?」とキッチンに立つ姿まで。
彼は怠けていたのではなく、脳と体を動かすエネルギーが足りなくて、動けなかっただけだったのです。

2. 鏡を見るのが辛かった長女に、笑顔が戻った

思春期の長女は、背中やおでこのひどいニキビに悩み、「どうせ私なんて」と卑屈になっていました。
そこで、炎症の原因となる食事を見直し、皮膚の材料(タンパク質・ビタミン)をしっかり補給。
すると…「お母さん見て!おでこ、ツルツル!」
赤く腫れていた肌が嘘のように落ち着き、生理前の落ち込みからもすぐに復活できる「心の回復力(レジリエンス)」がつきました。女の子にとって、肌の調子は心の調子そのものです。

3. 「暴言王」だった次男が、穏やかな少年に

一番の変化は、次男かもしれません。
8月頃の彼は「うっせーな!」「〇〇じゃねーよ!」と、触れば切れるナイフのような状態。
「これが反抗期か…」と私も疲弊していましたが、彼もまた、急激な成長に栄養が追いつかず、イライラしていただけでした。
サプリメントをゼリーに混ぜるなど試行錯誤した結果、3ヶ月後の今。
あの暴言がピタリと止まりました。穏やかな笑顔が増え、むくみが取れて体もシュッと引き締まりました。トゲトゲしていたのは、彼の本心ではなく、体の悲鳴だったのです。

そして私自身も。「お母さん、痩せたね!」の裏側で

子どもたちの変化も嬉しいけれど、やっぱり自分自身の変化も嬉しいものです(笑)。

3大欠乏(鉄・ビタミン・タンパク質)を補い、食事を見直した結果、体重は変わらないのに「痩せたね!」「若返った!」と声をかけられることが増えました。細胞が元気になって、むくみが取れた証拠です。

そして何より、以前なら瞬間湯沸かし器のように怒っていた場面でも、「そうなんだ、大丈夫?」と一呼吸おいて受け止められるようになりました。

私は音楽をやっていたのでよく思うのですが、
「私という楽器」のチューニング(栄養状態)が整うと、家族というオーケストラも、自然と美しいハーモニーを奏で始めるんです。

愛情は、「ごはん」と「栄養」で伝えられる

「性格を変える」のは難しいけれど、「食べるものを変える」ことなら、今日からできます。

もちろん、これは魔法ではありません。
私たちも、効果を感じ始めるまでに3ヶ月かかりました。
畑の土を耕して、種をまいて、芽が出るのを待つように(農場の法則)、体が変わるには時間が必要です。

でも、「私たちの体も心も、食べたものでできている」
この当たり前の事実に立ち返るだけで、未来は必ず明るい方へ動き出します。

「最近、家族みんな元気が無いな」
「私の努力が足りないのかな」

もしそう思っている方がいたら、どうか自分を責めないでください。
それはきっと、体からの「材料(栄養)をちょうだい!」というサイン。
あなたの愛情不足なんかじゃ、決してありません。

次回の記事では、読者の皆さんが一番知りたいであろう「で、具体的に何を食べさせたの?」「嫌がる子どもにサプリをどう飲ませた?」という、我が家のリアルな実践テクニック(失敗談込み!)をお伝えします。

完璧じゃなくて大丈夫。
まずは、今日の一食から。
私と一緒に、家族の笑顔の「土台」を育んでいきませんか?

この記事を書いた人

小森千明

ちあき

ライフコーディネーターの、ちあきです☀️ 夫である「哲学医」と共に、「愛は動詞」を信条として、家族やチームの温かい関係性を育むヒントを発信しています。

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