こんにちは!『LifeCrescendo』ライフコーディネーターのちあきです。
12月も後半、街はクリスマスモード一色ですね。 でも、そんなキラキラした景色とは裏腹に、心の中は「あぁ、今年も終わっちゃう…」なんて、ちょっと焦ったり、寂しくなったりしていませんか?

実は、頑張り屋さんのママほど、こんな風に自分を責めてしまうことがあるんです。
✔️「私って、なんでこんなにダメなんだろう」と、自分の欠点ばかり目につく
✔️ 子どもの感情の嵐に巻き込まれて、一緒にイライラ・落ち込んでしまう
✔️ スマホを見ている時間は長いのに、最近、心から笑っていない気がする
✔️ 過去の失敗や辛い経験を思い出しては、「私には価値がない」と感じてしまう
もし一つでも当てはまったら、深呼吸して、少しだけお付き合いください。 今日は、私が先日ある精神科医の先生から頂いた、「最高のクリスマスプレゼント」のようなお話をシェアさせてください。
読み終わる頃には、コンプレックスだと思っていたその「赤いお鼻」が、自分だけの素敵なチャームポイントに見えてくるかもしれませんよ。
🥺「どうして私は…」自分の“赤いお鼻”を隠したかった私
先日、予約が半年待ちという人気の精神科医、平光源(たいら・こうげん)先生の講演会に参加してきました。 先生は、ご自身も不登校やうつを経験された、「人の痛みがわかる」とても温かい笑顔の先生です。(著書『だいじょぶだぁ~ーー不登校・うつを経験した精神科医の読む薬ーー』も素晴らしい一冊です!)
そこで、ハッとさせられたのが、あの有名な『赤鼻のトナカイ』のお話でした。
歌に出てくるトナカイさんは、真っ赤なお鼻をみんなに笑われて、「自分はダメだ」「惨めだ」とふさぎ込んでいました。 これって、私たちも同じですよね。

私自身、昔からADHD気質で、とにかくわちゃわちゃ! 小学生の頃は、男の子を叩いてしまったり、掃除中に箒を折ってしまったり…(苦笑)。 「なんで私は、みんなみたいに『おしとやか』にできないんだろう?」 そんな風に、自分のできない部分=「赤いお鼻」を隠そうとしていた時期もありました。
でも、サンタさんは言ったんです。 「暗い夜道は、ピカピカのお前の鼻が役に立つ」って。
💡視点を変えれば、世界は変わる。「パラダイム」の魔法
このお話、実は私たちが大切にしている『7つの習慣』の「パラダイム(ものの見方)」そのものなんです。
平先生のお話を聞いて、私が改めて気づいたこと。それは、「事実は一つでも、解釈は無限大」だということ。
🔴 コンプレックスは「才能」の裏返し
トナカイさんの鼻は、「笑い者」の象徴から、「暗闇を照らす希望の光」へと意味が変わりました。鼻自体は何も変わっていないのに、です。
私の「わちゃわちゃ」も、「落ち着きがない」と捉えれば欠点ですが、「行動力がある」「エネルギーに溢れている」と捉えれば、今のライフコーディネーターとしての活動に欠かせない最強の武器になります。
「私なんて…」とサングラスをかけて世界を暗く見るのも、 「私だからこそできる!」と七色のメガネをかけるのも、 実は自分自身で選べるんです。
🎢 親は「ジェットコースター」ではなく「メリーゴーランド」でいい
もう一つ、涙が出るほど救われたのが、子育てのお話。 我が家の次男もやんちゃ盛りで、感情の起伏が激しいタイプ。彼が荒れると、私もつい一緒になって「もう!」と怒ったり、悲しくなったり…。
でも、平先生はこう仰いました。
「親は、一緒にジェットコースターに乗らなくていい。 メリーゴーランドでいればいいんです」

子どもが感情のジェットコースターで叫んでいても、親まで一緒に絶叫して疲れ果てる必要はない。 私たちは、どっしりと優雅に回るメリーゴーランドのように、「いつでもここにいるよ」「楽しいよ」と安定して回っていればいい。
そうすれば、子どもが疲れて降りてきた時、「あ、こっちは安心だな」って戻ってこられるんです。
この言葉に、「あぁ、一緒に揺れ動かなくて良かったんだ」と、肩の荷がスッと下りるのを感じました。
📚 苦労は「人生の厚み」を作る肥料
さらに先生は、辛い経験こそが「人の厚み」になると教えてくれました。
- Aさん: ずっと幸せ(レベル50)→ 成功して(レベル70)= 厚み20
- Bさん: どん底を経験(レベル-20)→ 這い上がって(レベル50)= 厚み70
今、もしあなたが子育てや人間関係で悩んでいて、「マイナス」の場所にいると感じていても、それは将来、誰よりも深く人の痛みがわかる、分厚い魅力的な人間になるための「準備期間」なのかもしれません。
🔄 今日から変える!心の栄養チャージ・リスト
では、具体的にどう考え方や行動を変えればいいの? 平先生の教えと、LifeCrescendoの「ちりつも」メソッドを掛け合わせた、おすすめのアクションリストを作ってみました。
| 今までの「つい…」な行動 | 体と心の本音(原因) | おすすめのチェンジ(解決策) |
|---|---|---|
| コンプレックスを隠す 「私なんてダメだ」と自分を責める | 完璧主義のパラダイム 欠点=悪だと思い込んでいる | 「そこがいい!」と変換する 落ち着きがない→活動的 心配性→慎重で計画的 と、リフレーミングしてみる |
| 感情のジェットコースター 子どもの機嫌に振り回される | 境界線の曖昧さ 相手の感情を自分の責任だと感じている | 「メリーゴーランド」になる 「今は嵐が来てるな」と一歩引いて観察し、自分は優雅にニコニコ回ることに集中する |
| スマホをダラダラ見る (人生で約6年分も見てるそうです!) | ドーパミンへの依存 手軽な刺激で疲れを誤魔化している | 「触れ合い」でオキシトシン スマホを置いて、子どもをくすぐったり、背中をさすったり。「笑う時間」を1秒でも増やす |
✨今日のアクション:10秒だけの「愛のタッチ」
人生でスマホを見る時間は平均6年、でも「笑っている時間」は一生でたったの22時間(1日じゃないですよ!)しかないというデータもあるそうです。衝撃ですよね。
だからこそ、今年のクリスマスは、高価なプレゼントもいいけれど、「笑顔」と「触れ合い」をプレゼントしてみませんか?
🌙 今夜できる、ベビー・ステップ
寝ているお子さんやパートナーの背中に、そっと手を置いてみてください。 (起こさなくて大丈夫です!)
ただ、手のひらの温かさを伝えるだけ。 肌と肌が触れ合うと、幸せホルモンの「オキシトシン」が出て、自然とあなたの表情も緩むはずです。
その一瞬の温もりの積み重ねこそが、私たちの人生を、そして家族の未来を、明るく照らす「ピカピカのお鼻」になります。
失敗しても、落ち込んでも、大丈夫。 その経験が、あなたの人生という物語を、より深く、味わい深いものにしてくれるのですから。
それでは、素敵なクリスマスを! LifeCrescendo ちあきでした。
この記事の筆者:ちあき(LifeCrescendo主宰 / ライフコーディネーター)
心と体の栄養カウンセラー、小児科クリニック運営統括マネージャー、元特別支援学校教員。3児の母。 「母親の心身の健康」こそが、家族の幸せの土台です。体の仕組みに基づいた栄養アプローチと、人生を豊かにする思考習慣を軸に、本気で自分を整えたい女性に伴走。パートナーの理解も大切にしながら、心身ともに満たされた子育てと生き方をサポートしています。
