「なんで分かってくれないの?」の原因は信頼不足かも?【7つの習慣】に学ぶ、家族の絆を育む「信頼口座」の育て方

「良かれと思って言ったのに、なぜか相手が不機嫌…」
「『またその話?』と、ため息をつかれて会話が終わってしまう…」

こんにちは、3人の子育てをしながら、ライフコーディネーターとして活動している、ちあきです。

夫婦関係や親子関係で、そんな風に心がすれ違う瞬間、ありますよね。何を隠そう私自身、子どもたちに「脱いだ靴下、またここ!」「部屋を片付けなさい!」と、ついつい“指示”や“注意”ばかりしてしまい、気づけば家庭内の空気が少しギスギス…なんてことが日常茶飯事でした。

でも、その小さなすれ違いの本当の原因が、ある考え方を知ったことで、ストンと腑に落ちたんです。

それは、世界的ベストセラー『7つの習慣』に登場する「信頼口座」という考え方。

この記事を読み終える頃には、あなたも日々のイライラから解放され、パートナーやお子さんとの間に、温かくて心地よいハーモニーを奏でるヒントを見つけられるはずですよ。

私たち、気づかないうちに「信頼」を引き出していませんか?

『7つの習慣』では、私たちの人間関係を、銀行の「口座」に例えます。

銀行口座にお金を預けたり引き出したりするように、私たちの関係にも、日々の関わりを通して「信頼」を貯めたり(預け入れ)、使ってしまったり(引き落とし)する、目には見えない口座がある、という考え方です。

例えば…

  • 預け入れ:「いつもありがとう」と感謝を伝える、約束を守る、誠実な態度で接する。
  • 引き落とし:失礼な態度をとる、約束を破る、相手の話を聞かずに一方的に話す。

こう考えると、とてもシンプルですよね。

でも、一番気をつけなければいけないのは、「近しい関係ほど、無意識に引き落としが多くなる」ということなんです。

久しぶりに会う友人には、背筋を伸ばして丁寧に接するのに、毎日顔を合わせる家族だからこそ、「言わなくてもわかるでしょ?」という甘えや、日々の小さな不満が、気づかないうちにチャリン、チャリン…と、大切な信頼を引き出してしまっているのかもしれません。

冒頭の私の「靴下、またここ!」という言葉も、まさに信頼の引き落とし。言われた夫は「いつも口うるさいな」と感じ、私の心の中では「どうしてやってくれないの」という不満が募る。これでは、お互いの信頼残高が減っていく一方ですよね。

今すぐできる!信頼の「預け入れ」3つのステップ

「じゃあ、具体的にどうすればいいの?」と思いますよね。大丈夫、私も毎日が練習です。一緒にやってみませんか?

【ステップ1】「当たり前」に「ありがとう」を添えてみる

まずは、一番簡単な「預け入れ」から。それは「感謝を伝える」ことです。

「ゴミ出ししてくれて、ありがとう」
「今日も一日、お仕事お疲れさま」
「早く起きてきたんだね、えらいね!」

相手がしてくれたこと、そこに存在してくれていること。当たり前だと思っていることにこそ、意識して「ありがとう」の言葉を添えてみてください。感謝は、温かい利息がつく、最高の預け入れなんです。

【ステップ2】スキンシップで「大好き」を伝える

「触れ合いの“あい”は愛」と、私はいつもタッチケアを通してお伝えしているのですが、言葉にならない愛情を伝えるスキンシップも、素晴らしい預け入れです。

おはようのハグ、いってらっしゃいのハイタッチ、おやすみ前の「大好きだよ」。

子どもたちはもちろん、夫婦の間でも、「愛されている」という安心感は、何よりの信頼の土台になります。

【ステップ3】“一番の預け入れ”は「ただ、聞く」こと

そして、『7つの習慣』が教えてくれる“一番の預け入れ”は、「口を挟まず、黙って相手の話を聞いてあげること」

ドキッとしませんか?(笑)
特に、近しい関係であればあるほど、私たちは良かれと思って「それはこうすればいいじゃない!」と、ついアドバイスや自分の意見を言いたくなってしまいます。

でも、相手が本当に求めているのは、解決策ではなく、「そうなんだね、大変だったね」と、ただ気持ちを受け止めてもらうことなのかもしれません。

相手の言葉の奥にある心に、そっと耳を澄ませる。その姿勢こそが、「あなたのことを大切に思っているよ」という、何よりのメッセージになるのです。

まとめ|チリツモの先に、最高のハーモニーが待っている

一人で頑張る「自立」の段階から、お互いを尊重し、助け合う「相互依存」の関係へ。

『7つの習慣』では、この「相互依存」の状態になると、一人と一人の力が合わさって、1+1が2ではなく、100にも1000にもなるような、想像もつかなかった素晴らしい結果(シナジー)が生まれる、と教えてくれます。

ワクワクしますよね。

信頼口座を豊かにしていくことは、まさに家庭菜園で土を耕し、種をまき、毎日水をあげる作業(農場の法則)に似ています。すぐに結果は出ないかもしれません。でも、日々の小さな「ありがとう」や「大好き」という愛情の水を注ぎ続けることで、関係性という土壌は確実に豊かになっていきます。

完璧な親やパートナーなんて、どこにもいません。私も失敗ばかりです。

でも、失敗するたびに、また一つ学んで、家族と一緒に成長していけばいい。私たちは、そういう「チリツモ」の先に、最高のハーモニーを奏でられる存在なのです。

さあ、今日から一緒に、コツコツと信頼の貯金を始めてみませんか?

この記事を書いた人

小森千明

ちあき

ライフコーディネーターの、ちあきです☀️ 夫である「哲学医」と共に、「愛は動詞」を信条として、家族やチームの温かい関係性を育むヒントを発信しています。

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