「つい口を挟んじゃう私」へ。7つの習慣に学ぶ、家族の“信頼残高”を増やす魔法の原則

こんにちは!『LifeCrescendo』ライフコーディネーターのちあきです。

夕方のキッチンで、バタバタと家事をこなしている最中。

「ねえ、お母さん聞いてよ!」と駆け寄ってきた子どもに、つい「後にして!」「そんなことより宿題は?」と、ピシャリと言ってしまった瞬間はありませんか?

子育ても、仕事も、パートナーとの関係も。私たちは、愛を込めて頑張っているのに、なぜか心だけがすれ違ってしまう…。そんな風に、自己嫌悪に陥る日もありますよね。

何を隠そう、私も日々の暮らしの中で、こんな「信頼残高を減らす大失敗」をやらかしては、反省の日々を送っています。(笑)

今回は、私たち家族の哲学の土台にもなっている、スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』の「信頼口座(預け入れの原則)」について、私自身の失敗談と、暮らしの中での具体的な「ちりつも」の実践を通じて、温かくお届けしたいと思います。

この記事を読み終える頃には、あなたがご家族や大切な人との間に、より深く、温かい信頼の橋をかけるためのヒントを見つけられるはずですよ。

🥺良かれと思って逆効果!「口を挟むワナ」にはまっていた私

ポッドキャストでもお話したのですが、人間関係って、まるで銀行口座。私たちの何気ない日常の行動が、「信頼の貯金」になったり、逆に「心の引き出し」になったりします。

そして、この信頼口座への預け入れで、コヴィー博士が最も大切だと教えてくれたのが、この一文でした。

「口を挟まず、黙って話を聞いてやること」

この言葉を読んだとき、私はドキッとして、思わず本を閉じてしまいました。

「それができたら苦労しないのに…!」

娘の深刻な悩みに「こうすればいいよ!」と矢継ぎ早にアドバイスを始めたり、息子たちの話に「それは違う!」と「親としての正論」を押し付けたり…。

私はいつも、「助けてあげたい」「解決してあげたい」という純粋な愛があるからこそ、すぐに口を挟み、自分の経験という「親としてのパラダイム(ものの見方)」で話を聞いてしまうんです。

でも、相手からすれば、それは「処方箋の誤り」
私の持っている「度数の合わないメガネ」を無理やりかけさせて、世界をぼやけさせているだけなんですよね。あの時、娘が本当に欲しかったのは、解決策ではなく、「わかってもらえた」という安心安全な土壌だったのだと、失敗を通じて胸が熱くなるほど学びました。

☀️愛は動詞。家族の信頼残高を増やす「ちりつも」の6つの実践

では、どうすれば日々の暮らしの中で、この「信頼口座」を増やすことができるのでしょうか?
私たちライフクレッシェンドが大切にしている「ちりつも効果」、つまり日々の小さな実践の積み重ねこそが、鍵を握っています。

ここでは、『7つの習慣』に学ぶ6つの「信頼の預け入れの原則」を、私たちが実践している「ちあき流」でご紹介しますね。

1. 相手を理解する(まず聞く姿勢)

先ほどお話した通り、まずは「口を挟まず、黙って聞く」こと。そして、相手が大切にしていることを、自分も大切にする姿勢を持つことです。

例えば、我が家の次男が今、夢中になっているのが「鬼滅の刃」だとします。親としては「暴力的な描写が…」と思う気持ちはあっても、「そうか、かっこいいんだね」「どこが一番面白かった?」と、一緒にその世界に入ってあげる。

夫が飛行機が好きなら、「飛行機が好きなんだね。以上」で終わらせずに、一緒にYouTubeのパイロット映像を見て「へぇ、こんな世界があるんだ!」と興味を示す。相手の「好き」に共感し、一緒に喜びを分かち合う瞬間が、信頼を育みます。

2. 小さなことを気遣う(感謝のちりつも)

「ありがとう」の言葉も、信頼口座への大切な預け入れです。

  • 「カーテン開けてくれて、ありがとう」
  • 「靴を揃えてくれて、ありがとう」
  • 「お皿を洗ってくれて、ありがとう」

これこそ、まさにちりつも効果! 大きなプレゼントやサプライズではなく、日々の「小さな気遣いと感謝」こそが、相手の心を満たします。職場でも、「資料を作ってくれてありがとう」の一言で、人間関係の空気はガラッと変わりますよね。

3. 約束を守る(有言実行の勇気)

「約束したのに、守れなかった…」は、信頼口座から大きく引き出される瞬間です。

もし、お子さんと「テストで100点を取ったら、アイスを買いに行く」と約束したら、それをきちんと果たすこと。

そして、最も大切なのは、「できないこと」は正直に伝える誠実さです。「ごめんね、今日はどうしても仕事があるから、一緒に買いに行けないんだ」と、できないことを曖昧にしない勇気も、信頼につながります。

4. 期待を明確にする(責任感の醸成)

「家のお手伝いをしなさい!」と言うだけでは、子どもは何をすればいいか分かりません。これは、仕事の指示と同じです。

我が家では、「長女は洗濯物干し」「長男は犬のお世話」「次男はカーテン開け閉め」のように、期待する役割を明確にしています。

何を期待されているか分かると、本人の中に責任感が生まれます。明確に役割を与えることで、「私は家族の一員として必要とされている」と感じ、信頼残高もチャリンと増えるのです。

5. 誠実さを示す(言動の一致)

「明日からダイエットする!」と言って、次の日にケーキを食べている…これでは、誰からも信頼されませんよね。「自分の言葉に、現実を合わせること」が、誠実さです。

また、「その場にいない人の悪口を言わないこと」も、とても大切。相手がいない時に、その人のことを悪く言っているのを知ったら、聞いている人は「この人は、私がいないところでも、私の悪口を言うんだろうな」と感じます。裏表のない態度こそが、誠実さの証です。

6. 引き出してしまった時は心から謝る(勇気ある修復)

もし、うっかり約束を破ったり、つい口を挟んで傷つけてしまったり、信頼口座から引き出してしまった時は、心から謝る勇気を持つことです。

「ごめんね、お母さん、約束守れなかった。言い訳はしないよ。本当にごめんね。」

ついつい、「だって忙しかったんだもん」「あなたにも原因があるでしょ」と、言い訳をしたくなるのが人間です。でも、そこでグッと堪え、素直に非を認める姿勢が、信頼を修復する最大の預け入れになります。

✨まとめ | 最高のコミュニケーションは「愛」で聞くことから

「愛は動詞」であり、私たちが行動で示すものだと、私たちは信じています。

「聞く」という行為は、ただのコミュニケーションスキルではありません。それは、相手の心にそっと触れ、「あなたは、ここにいていい安全な存在だよ」というメッセージを伝える、最高の愛情表現です。

完璧な親や、完璧なパートナーなんて、どこにもいません。私も、毎日失敗ばかりで、正直「また引き出しちゃった…」と落ち込むこともあります。

でも、大丈夫。私たちが大切にする「農場の法則」を思い出してください。種をまいて、すぐに実がなるわけではありません。土を耕し、水やりをするという「地道なプロセス」があってこそ、本物の成果が得られるのです。

あなたの日常の「ありがとう」や、「黙って聞く」という小さな水やりが、必ずご家族との間に、温かくて深い信頼のハーモニーを奏で始めるはずですよ。一緒に、少しずつ、進んでいきましょうね。

この記事を書いた人

小森千明

ちあき

ライフコーディネーターの、ちあきです☀️ 夫である「哲学医」と共に、「愛は動詞」を信条として、家族やチームの温かい関係性を育むヒントを発信しています。

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