「『7つの習慣』が難しい…」と感じるあなたへ。小森家の失敗談で学ぶ「終わりを思い描く」実践法

こんにちは!
LifeCrescendoのライフコーディネーター、そして3人の子どもの母でもある、ちあきです☀️

「なんだか毎日、目の前のことに追われて、あっという間に一日が終わってしまう…」

もし、あなたが、そんな風に感じているとしたら。世界的な名著『7つの習慣』は、きっと、あなたの人生の「コンパス」になってくれるはずです。

でも、いざ、意気込んで読み始めてみたものの…

「…あれ? なんだか、難しい…」
「分厚すぎて、なかなか読み進められない…」

そう感じて、本棚にそっと戻してしまった経験、ありませんか?
大丈夫です、何を隠そう、私もその一人でした(笑)

特に、多くの方が「ここでつまずいた!」とおっしゃるのが、第二の習慣『終わりを思い描くことから始める』です。

実は、私もこの習慣が、本当に苦手で…。
でも、ある日の大失敗をきっかけに、この習慣が持つ、本当の意味と、その驚くべきパワーに気づくことができたんです。

今回は、そんな私の、ちょっと恥ずかしい失敗談も交えながら、「終わりを思い描く」って、一体どういうこと?という疑問を、世界一わかりやすく、解き明かしていきたいと思います!

【我が家の失敗談】「終わり」を描かなかった、ある日曜日の悲劇

「終わりを思い描けていないと、日常に、どんな悲劇が起きるのか?」
その答えが、我が家のある日曜日に、見事に起こってしまいました。

その日、私は、「まぁ、買い物に行ければいいかな」くらいの、ぼんやりとした予定しか立てていませんでした。

すると、どうでしょう。
そんな日に限って、予期せぬトラブルが、次から次へと発生!

結局、やりたかったことは、何一つできずに、ただただ、目の前のトラブル対応という「火消し」に追われるばかり…。
気づけば、寝る時間も遅くなり、家族みんなが、どっと疲れて、リビングの空気も「チーン…」と、どんより。

誰が悪いわけでもない。でも、なんだか、すごく残念な一日。
「何がいけなかったんだろう?」と、深く反省した時、気づいたのです。

あぁ、私、この日の『最高の終わり方』を、全くイメージしていなかった…! と。

もし、私が、その日の朝に、
「夜7時には、美味しいご飯を食べ終わって、家族みんなで、リビングでリラックスして過ごす!」
という、一日の「終わり」の、幸せな光景を、具体的に思い描いていれば。

きっと、トラブルが起きても、「このゴールにたどり着くために、どうしよう?」と、やりくりして、対応できたはずなんです。
でも、ゴールがなかったから、目の前の出来事に、ただ、流されてしまったのですね。

…あなたにも、そんな経験、ありませんか?

この、がっかりな日曜日の経験こそが、「終わりを思い描く」という習慣が、なぜこれほどまでに大切なのかを、私に教えてくれる、最高の“教科書”となったのです。

目的地を決めるのが「リーダーシップ」、道のりを考えるのが「マネジメント」

この失敗談こそ、「終わりを思い描く」ことの本質、そして、よく混同されがちな「リーダーシップ」と「マネジメント」の違いを、見事に教えてくれました。

『7つの習慣』では、全ての物事は「二度つくられる」と言います。

  • 第一の創造(知的創造): まず、頭の中で「こうなりたい!」というイメージやビジョンを創る。これが「リーダーシップ」です。
  • 第二の創造(物的創造): 次に、そのビジョンを実現するために、具体的な計画を立て、実行する。これが「マネジメント」です。

先ほどの日曜日の例で言えば、

  • リーダーシップ(第一の創造):
    「夜7時には、家族みんなで、リラックスして過ごしたい!」という、幸せなゴール(目的地)を決めること。
  • マネジメント(第二の創造):
    「じゃあ、そのためには、何時に買い物に行って、何時にご飯を作り始めようか?」と、具体的な段取り(計画)を考えること。

だったのです。

旅行に行く時、「ハワイに行きたい!」という目的地(リーダーシップ)も決めずに、いきなり「とりあえず荷造りしよう!」(マネジメント)とは、なりませんよね?
でも、私たちの日常生活では、意外と、この「目的地」を決めないまま、目の前のタスク(マネジメント)に、追われてしまっていることが多いのかもしれません。

【実践編】あなたも今日からできる、「終わりを思い描く」3つのヒント

「理屈は分かったけど、やっぱり、なんだか難しそう…」
大丈夫です!壮大な人生計画を立てる前に、まずは、こんなことから始めてみませんか?

  1. 「今日一日の終わり」を思い描いてみる
    朝、家を出る前に、ほんの30秒だけ、目を閉じてみてください。そして、「今日の夜、どんな気持ちでベッドに入れたら、最高の一日だろう?」と、イメージしてみるのです。「あー、今日もやりきったな!」という達成感? それとも、「穏やかな気持ちで、ぐっすり眠れている」という安心感? そのイメージが、あなたの一日の「コンパス」になってくれます。
  2. 家族と「目的地」を共有する
    次の日曜日、ぜひ、ご家族に「今度の休みは、こんな風に、みんなで楽しく過ごしたいんだけど、どうかな?」と、あなたの「リーダーシップ」を発揮してみてください。目的地を共有することで、家族は、ただの同居人から、最高の「チーム」へと変わります。
  3. 子育てに「長期的な視点」を取り入れる
    子どもが「アイス食べたい!」と言った時、目先の機嫌をとるために、つい、あげてしまう。その気持ち、よく分かります。でも、一度立ち止まって、「この子の、健やかな未来」という「終わり」を思い描いてみてください。そうすれば、「そうだね、アイス、美味しいもんね。じゃあ、体を強くしてくれるご飯を、お山の半分まで頑張れたら、ご褒美にアイスも食べようか!」という、子どもの気持ちを受け止めつつ、目的地へと導く、愛情のこもった次善の策(マネジメント)が、見つかるはずです。

今日のまとめ | あなたの人生の「リーダー」は、あなた自身

「終わりを思い描く」とは、決して、難しいことではありません。
それは、「自分の人生のリーダーは、他の誰でもない、自分自身である」と、主体的に、覚悟を決めることです。

自分は、どこへ向かいたいのか。
何を、大切にしたいのか。

大切なのは、誰かに完璧な「地図」を貰うことではありません。
あなた自身の心の中に、いつでも「私は、こっちに進みたい」と指し示してくれる、温かい「コンパス」を持つことです。

その小さなコンパスが、あなたの人生という旅を、誰にも真似できない、豊かで、彩りに満ちたものへと、導いてくれるはずですから。

あなたの旅を、心から応援しています!

この記事を書いた人

小森千明

ちあき

ライフコーディネーターの、ちあきです☀️ 夫である「哲学医」と共に、「愛は動詞」を信条として、家族やチームの温かい関係性を育むヒントを発信しています。

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