こんにちは。LifeCrescendo 編集部です。
師走に入り、街の空気も少しずつ慌ただしさを帯びてきましたね。
ふと立ち止まって、深呼吸をしたくなるような、そんな瞬間に、このレポートを開いてくださりありがとうございます。
先週、私たちが探求してきた二つのテーマ。
一見すると、「コミュニケーション(聞くこと)」と「自己認識(特性)」という別々の話題のように思えるかもしれません。
しかし、この二つの物語の底流には、私たちのブランドが最も大切にしている「金継ぎ」の哲学――つまり、欠けやヒビ割れこそが、その人だけの輝きになる――という真実が、静かに、けれど力強く流れています。
今週は、そんな「不完全な私たち」だからこそ奏でられる、愛と信頼の物語をお届けします。
■ ライフコーディネーターの視点:「愛」とは、黙って聴く勇気のこと。
「あなたのために」と言いながら、つい口を挟んでしまう。
よかれと思ってしたアドバイスが、相手の心を閉ざしてしまう。
そんな経験に、心当たりはありませんか?
ライフコーディネーター・ちあきが先週綴ったのは、母親としての、等身大の失敗談でした。
スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』にある「信頼口座」の概念を紐解きながら、彼女は気づきます。
私たちがつい口を挟んでしまうのは、相手を信頼していないからではなく、自分自身の不安を解消したいからかもしれない、と。
「聴く」ことは、単なるスキルではありません。それは、「あなたは、そのままでここにいていい」という、相手の存在そのものを肯定する、最も深い愛の行為(動詞)なのです。
「ありがとう」を伝えること。
約束を守ること。
そして、守れなかったときは素直に謝ること。
そんな「ちりつも」の実践が、家族というチームの信頼残高を、確実に増やしていきます。
■ 哲学医の視点:「規格外」のCPUが、人生に厚みを作る。
一方、哲学医・小森が明かしたのは、自身の「生きづらさ」の原点でした。
「みんな」の輪に入れない子供時代。
流行りの話題についていけず、「面白くない」と言われた過去。
彼は、その特性をパソコンの「CPU(処理能力)」と「メモリ(社会適合性)」の違いとして分析しました。そして、社会からはじき出された「マイナス80点」の地点から這い上がるプロセスこそが、人間としての圧倒的な「厚み」を作ると語ります。
「普通」になれないことは、エラーではありません。
それは、あなたにしか見えない景色を見るための、神様から与えられた特別なレンズ(特性)なのです。
■ 今週の統合的結論:凸凹(でこぼこ)だから、噛み合う。
ちあきの語る「相手の話を黙って聴く(受容)」と、小森の語る「自分の特性を許す(受容)」。
この二つは、実はコインの裏表です。
自分の「凸凹」を許せた時、初めて私たちは、相手の「凸凹」も愛おしく思えるようになるのかもしれません。
完璧な親でなくていい。
要領の良い社会人でなくていい。
その「ヒビ割れ」や「不器用さ」を隠そうとせず、互いに「聴き合い」「認め合う」ことで、私たちの関係性は、金継ぎのように、より強く、美しく結ばれていくはずです。
今週も、あなたの旅路が、温かな発見に満ちたものでありますように。



