家族の「しんどさ」から抜け出す鍵。「依存」でも「自立」でもない、第3の幸せな関係性とは?

こんにちは、ライフコーディネーターのちあきです。

突然ですが、皆さんは「依存」という言葉に、どんなイメージをお持ちですか?

「人に依存するのは、良くないこと」
「自立しなきゃいけない」

私たちは子どもの頃から、そう教えられてきたように思います。だからこそ、『7つの習慣』に出てくる「相互依存」という言葉を聞いても、「えっ、結局『依存』ってこと?」「なんだか難しそう…」と、心が少し拒否反応を起こしてしまうかもしれません。

何を隠そう、私自身も最初はそうでした(笑)。

でも、この「相互依存」こそが、実は、私たちが日々を過ごす「家庭」や「子育て」で、一人で頑張りすぎてしまう「しんどさ」から抜け出し、家族や大切な人と「一緒の幸せ」を見つけるための、本当に大切な「鍵」だったんです。

今日は、一見難しそうなこの言葉を、我が家の「お団子登山」の(ちょっと笑える)エピソードを通して、皆さんの日常に役立つ、温かい知恵としてお話しさせてください。

「依存」でも「自立」でもない、第3の道

これまで『7つの習慣』では、「主体的である」ことや「終わりを思い描く」ことなど、まずは「自分自身」を整える「私的成功」というステップを学んできました。

そして、今日からお話しするのは、その次のステージ。
「私」が整った上で、「大切なあなた」と、どうやって一緒に幸せになっていくか、という「公的成功」の領域です。

その入り口に登場するのが、「相互依存(そうごいぞん)」という言葉。

『7つの習慣』でお伝えする「相互依存」は、私たちがイメージする「依存」とは全く違います。

それは、
「私」も「あなた」も、お互いに自立した一人の人間としてしっかり立った上で、「一人では決して成し遂げられない、もっと豊かで素晴らしい結果を『一緒に』創り出していこうね!」
という、とてもポジティブで、温かい関係性のことなんです。

「うーん、なんだかまだピンとこない…」
「なんのこっちゃ?」
ですよね(笑)。

私と息子の「お団子登山」エピソード

先日、まさに我が家で「これぞ、相互依存の世界だ!」と実感する出来事がありました。

少し前のポッドキャストでもお話ししたのですが、次男と一緒に登山に行った時のことです。
私たちのその日のゴールは、「山頂に着いて、美味しいお団子を一緒に食べること!」でした。

登り始めて、まだ5分。
さっそく次男から「お母さーん、まだー?」「お団子いつ食べれるのー?」の大合唱が(笑)。

その時、母親としての私には、いくつかの選択肢がありました。

「はいはい、じゃあ先にチョコレート食べる?」
「とりあえず飴ちゃんでご機嫌をとろうか?」

そうすれば、その場は一瞬で楽になります。息子の不満も収まるかもしれません。

本当の「収穫」を見失わない勇気

でも、もしそうしていたら、どうなっていたでしょう?

これって、私たちがいつも大切にしている『農場の法則』と、まったく同じだなって思うんです。

畑に種をまいて、すぐに「早く育て!」と叫んでも、次の日には収穫できませんよね。美味しい野菜を育てるには、土を耕し、水をやり、太陽の光を浴びさせて…という、地道なプロセスが絶対に必要です。

今回の登山も同じでした。
目先の「チョコレート(=楽な道)」でご機嫌をとることは、プロセスを無視して、無理やり野菜を引っ張り出すようなもの。

私たちが本当に欲しかったもの。
それは、目先の「お菓子」ではなく、「山頂で、登り切った達成感と一緒に、最高に美味しいお団子を『家族で』味わうこと」という、本物の「収穫」でした。

この「本当のゴール」を達成するためには、実は、お互いにちょっとした「痛み」や「フラストレーション」を受け入れる必要があったのです。

  • 息子にとっては、「今すぐ食べたい!」という欲求を、少し我慢する「痛み」。
  • 私にとっては、「息子の機嫌を損ねてしまうかも…」という不安や、「泣かれたらどうしよう」という葛藤を受け入れる「痛み」。

でも、その小さな「痛み」を二人で乗り越えたからこそ、山頂で食べたお団子の味は格別でした。
「やったー!着いたね!」「美味しいね!」

そう笑いあって、写真を取り合う(もう「写真バシャバシャ!」みたいな(笑))。

これこそが、「相互依存」の世界がくれる、豊かさなのだと、心から実感した出来事でした。

「一緒」だから、もっと豊かになる

もちろん、私一人で「よーし、登るぞ!」と決めて、スタスタと登れば、60分で登頂できたかもしれません。それはそれで、「私的成功」です。

でも、

「まだー?」「もうちょっとだよ!」
「あそこに何かいる!」

そんな風に、なんだかんだとやり取りをしながら、一緒に登りきったからこそ手に入った、あの達成感と、家族の思い出。

それは、一人で手に入れる「成功」よりも、何倍も何十倍も、豊かで、温かいものでした。

「私たち、二人だからこそ(家族だからこそ)、もっと素晴らしいことができるよね!」

そう信じ合える関係性。
それが、「相互依存」のパラダイムなのです。

まとめ|あなたの「お団子」は何ですか?

難しく考える必要はありません。
『7つの習慣』は、決して遠い世界のお話ではなく、私たちの毎日の暮らし、その「ちりつも」の中にあります。

  • 「私だけ我慢する(ルーズ・ウィン)」でもない。
  • 「私の言う通りにして!(ウィン・ルーズ)」でもない。
  • 「私たち家族にとって、一緒に味わいたい、本当の『お団子』って何だろうね?」

まずは、大切なパートナーやお子さんと、そんな風に「一緒のゴール」について、ちょっと話してみる。
それが、お互いをもっと豊かにする、「相互依存」という温かい関係性を育む、はじめの一歩になるはずです。

大丈夫。私も失敗しながら、毎日が練習です。
一緒に、一歩ずつ学んでいきませんか?

【今日からできる、ちりつも実践】

まずは、今週末の「夕ごはん」で練習してみませんか?

「私(ママ)が食べたいもの」でもなく、
「あなた(パパ)が食べたいもの」でもなく、

「今週、家族みんなで『美味しかったね!』って笑顔になれる、最高の一皿って何だろう?」

そんな風に、家族の「共通のゴール(お団子)」を探す会話を、ぜひ楽しんでみてくださいね。

この記事を書いた人

小森千明

ちあき

ライフコーディネーターの、ちあきです☀️ 夫である「哲学医」と共に、「愛は動詞」を信条として、家族やチームの温かい関係性を育むヒントを発信しています。

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