2026年2月2日〜2月8日の探求より
こんにちは。LifeCrescendoです。
2月。 立春を過ぎたとはいえ、まだまだ冷え込む日が続いています。 受験シーズン真っ只中のご家庭では、お子さんの体調管理に心を砕きながら、ピリッとした空気の中で毎日を過ごされているのではないでしょうか。
あるいは、お子さんではなく、あなた自身が——「自分はどうして、みんなと同じように楽しめないのだろう」「なぜ、穏やかな毎日に満足できず、あえて困難な道を選んでしまうのだろう」と、ずっと消えない問いを抱えているのかもしれません。
今週、私たちLifeCrescendoがお届けした二つの記事には、一見すると全く異なるテーマが書かれています。 一つは「受験生の栄養」、もう一つは「人生哲学」。
けれど、読み終えた後に残るのは、不思議なほど同じ感覚です。
「ああ、”うまくいかない原因”は、自分が思っていた場所にはなかったのか」
その気づきこそが、今週の探求の核心でした。
🍳 体の土台を満たす——「そのイライラ、”性格”じゃなくて”材料不足”かもしれません」
ライフコーディネーター・ちあきの記事は、受験シーズンの親御さんに向けて、「脳と心を守る栄養」というテーマを、温かく、そして具体的に語りかけます。
お子さんのイライラ、無気力、不安。 それを目の前にした時、「もっとしっかりしなさい」と言いたくなったり、「私の育て方が……」と自分を責めてしまう親御さんは少なくありません。
でも、ちあきはこう伝えます。
やる気を出すドーパミンも、心を落ち着けるセロトニンも、その「材料」はすべてタンパク質。足りていないだけかもしれないんです。
この一言で、どれほどの親御さんの肩の荷が下りることでしょう。
「じゃあ、お肉を食べさせればいいんだ!」——そう思えた瞬間から、問題は「性格の矯正」から「食卓の工夫」へと変わります。具体的な目安は「毎食、お子さんの手のひら1枚分のタンパク質」。卵、納豆、コンビニのサラダチキン。そして、夜食には心まで温まる「豆腐と卵の豆乳味噌スープ」。
完璧な栄養管理なんて必要ありません。 「今日はコンビニのゆで卵とちくわでOK」。そう言い切れる優しさが、この記事にはあります。
食は、言葉にならない「応援歌」。 そっと具沢山のスープを差し出す、その手が、頑張る子どもの心と体を内側から温めてくれる——ちあきの言葉は、専門知識でありながら、同時に一人の母としての祈りでもあります。
🔥 魂の土台を満たす——「”普通”になれないのは、エラーではなく、別の宿命だ」
哲学医・小森広嗣の記事は、「平凡な幸せ」にどうしても馴染めなかった一人の人間の、魂の航海記です。
子供の頃から、周囲が熱狂するものに心が動かなかった。 流行りの話題で盛り上がる友人たちの中で、一人だけ「なぜ、僕はみんなと同じように楽しめないんだろう」と問い続けていた少年。
やがて医師となり、多くの同期が「ワークライフバランス」を求めて賢い選択をする中、彼はあえて「人生を捨てる」と先輩に言われた小児外科の道を選びます。
「だったら、その道がいい」
そう腹の底で感じた時の静かな熱を、哲学医はじっくりと言語化します。
穏やかな環境に身を置いた1年間、夜ごと自問自答を繰り返し、辿り着いた答え。
「私は、”普通”にはなれない。いや、なってはいけないのだ」
深海魚が浅瀬で生きられないように、深みでしか息ができない生き物がいる。それはエラーではなく、「種類」が違うだけ。
この記事の真骨頂は、この気づきを「優劣」ではなく「種類」として語るところにあります。平穏の幸福を否定するのではない。ただ、自分の魂が求めているものの「種類」を正確に知ること。それが「生きづらさ」を「生きがい」に変える分岐点なのだと。
🌿 二つの処方箋が交わるところ
ちあきは言います——「イライラは性格のせいじゃない。材料が足りていないだけ」。 哲学医は言います——「”普通”になれないのはエラーじゃない。魂の種類が違うだけ」。
どちらも、「あなたのせいじゃない」という同じ場所に辿り着きます。
そして、二つの記事が共に指し示す方向は、「原因を正しく知れば、やるべきことはシンプルになる」ということ。
体に必要なのは、タンパク質という「材料」を手のひら一杯分ずつ満たしていくこと。 魂に必要なのは、自分の「種類」を受け入れ、その道を歩くと決めること。
どちらも、外側の結果を変えようと焦る前に、見えない土台を丁寧に耕すことから始まります。
受験生の体を支えるタンパク質も。 「普通」になれない魂を支える自己理解も。
一見、全く違う話のようでいて、根っこは同じ。 「本当の力は、見えない土台が満たされた時に、静かに芽吹く」のです。
今週も、最後まで読んでくださってありがとうございます。
もし今、「うまくいかない」と感じている何かがあるなら。 その原因は、あなたが思っている場所とは、少し違うところにあるのかもしれません。
体には、手のひら一杯分のタンパク質を。 魂には、「自分はこういう種類の人間なんだ」という静かな肯定を。
その小さな一歩が、春への道を照らしてくれるはずです。
LifeCrescendo 一同




