「なんで私、こんなに怒ってるの?」そのイライラの原因は、性格のせいじゃなくて“おまんじゅう”かも?

こんにちは!LifeCrescendoライフコーディネーターのちあきです。

師走の足音が聞こえてくるこの季節。 クリスマスにお正月と、楽しいイベントが目白押しですが、同時に、家事に育児にお仕事に……とお母さんたちは目が回るような忙しさですよね。毎日、本当にお疲れ様です。

今日は、そんな忙しい日々の中で、私が最近やらかしてしまった「ある失敗談」を、正直にお話ししようと思います。

その前に、ちょっとだけ、今のあなたの体と心の声を聴いてみませんか?

😫 最近、こんなサイン出ていませんか?

「なんだか最近、調子が悪いかも……」 そう感じているなら、以下のリストをチェックしてみてください。

  • 夕方になると、無性に甘いものが食べたくなる
  • 爪が割れやすい、髪のパサつきが気になる
  • たっぷり寝ても、疲れが取れない
  • 些細なことで子どもや夫にイラッとしてしまい、後で落ち込む

いかがでしたか? もし一つでも当てはまったら、それはあなたの「性格」が悪いわけでも、「根性」が足りないわけでもありません。

体が発している「材料不足(タンパク質不足)」のSOS、いわゆる『隠れ栄養失調』かもしれないのです。

🥺 平和な我が家を襲った「お饅頭事件」

実は先日、この「隠れ栄養失調」の怖さを、私自身が身をもって体験しました。

外出先で、いただき物のおまんじゅうがあったんです。 普段はなるべく甘いものを控えているのですが、「せっかくいただいたし、もったいないから」と、帰り際についパクッと食べてしまったんですね。

そして、家に帰った30分後。

玄関を開けた瞬間、私の目に飛び込んできたのは、散らかった靴、出しっぱなしのランドセル。 普段なら「あ、また出しっぱなしにして〜(笑)」と笑って済ませられる光景なのに、その日は違いました。

「なんでみんな、靴を揃えられないの!?」 「なんで片付けないの!?」 「なんでこうなの!」

自分でも止められないくらい、家族に対して矢継ぎ早に文句を言ってしまったのです。

ハッとして、気づきました。 「あれ? 私、なんでこんなに怒ってるんだろう?」

そして、思い出しました。 「あ……さっき食べた、お饅頭だ……」

🎢 そのイライラは「血糖値のジェットコースター」

「えっ、お饅頭ひとつで?」と思われるかもしれません。 でも、これが私たちの体の中で起きている「血糖値のジェットコースター」の正体なんです。

空腹の時にお砂糖たっぷりの甘いものを食べると、血糖値が急激に上がります。すると体は慌てて「下げなきゃ!」と反応し、今度は急激に下がってしまう。 この「乱高下」が起きている時、私たちの脳は、イライラしたり、不安になったりと、情緒不安定になりやすいのです。

分子栄養学にも詳しい小児科医の夫によると、急激に血糖値が下がると、体はそれを元に戻そうとして「攻撃ホルモン(アドレナリンなど)」を分泌するのだそうです。 これを聞いた時、私は目から鱗が落ちました。私の意志とは関係なく、体の中で勝手に「戦いのスイッチ」が押されてしまっていたんですね。

私はすぐに、子どもたちに謝りました。

「ごめんね! お母さんが今怒っているのは、あなたたちが悪いんじゃなくて……さっき食べたお饅頭のせい……あ、お饅頭自体はとっても美味しかったの!悪くないの!ただ、空腹でいきなり食べちゃった、お母さんの『食べ方』が悪かったの!

すると次男が、「あー! ママ、お饅頭食べたんだね! そっかそっか、じゃあしょうがないね!」と(笑)。

おかげで子どもたち自身も「甘いものを食べ過ぎると、心がおこりん坊になる」と体感し、今では「今日はおやつ我慢できたよ!」なんて、自分でコントロールを楽しむようになってきました。

✨ 幸せな心は「タンパク質」から作られる

逆に、心を安定させる「幸せホルモン」の材料になるのが、タンパク質です。 髪や爪、皮膚を美しくするだけでなく、心の安定にも欠かせない材料なんですね。

「じゃあ、甘いものは一生我慢しなきゃいけないの?」 そう思うと、余計にストレスが溜まりますよね。LifeCrescendoが大切にしているのは、無理な「我慢」ではなく、賢い「選択(チェンジ)」です。

体が「甘いもの欲しい!」と叫んでいる時は、実は「栄養が足りてないよ!」というサイン。 そんな時は、食べるものを少し変えるだけで、心もお腹も満たされます。

🍬 我慢せずに「幸せ」を増やす! チアキ流・おやつチェンジ術

「これなら食べても罪悪感なし!」というストックを冷蔵庫に作っておくだけで、心の余裕が全然違いますよ。 まずはプリンの代わりに「ゆで卵」や「豆乳」を。不思議と、あの激しい欲求がスッと落ち着いていきます。

💧 カサカサ肌とサヨナラ。良質なオイルは「食べる美容液」

そしてもう一つ、お母さんたちにぜひお伝えしたいのが、「油」の話です。

「太るから」と、お肉の脂身を全てカットしたりしていませんか? 実はそれ、とってももったいないことなんです!

私たち女性の体、そして肌や髪を美しく保つためには、「良質な油」が欠かせません。 楽器の弦も、油が足りないとギシギシと錆びついてしまいますよね。私たちの体も同じ。良質な油は、細胞の一つ一つをプルンと潤わせる、まさに『食べる美容液』なんです。

  • お魚に含まれる油(DHA/EPA):脳をしなやかにします。
  • MCTオイル:脂肪を燃焼させるスイッチを入れます。
  • お肉の適度な脂身:エネルギー源になります。(※揚げ物の古い油は控えてくださいね)

🕊 今日の「ちりつも」アクション

いきなり全てを変える必要はありません。 私たちが大切にしている「農場の法則」のように、体作りも、日々の小さな積み重ねでしか成し遂げられません。

まずは今日、スーパーに行ったら。 「私のご機嫌を作るお守り」として、卵かチーズ、あるいはナッツを一つ、カゴに入れてみてください。

失敗したって大丈夫。 お饅頭を食べてイライラした私のように、そこからまた一つ学んで、子どもと一緒に成長していけばいいのですから。

私という楽器の調律、まずは美味しい「タンパク質」と「良質な油」から始めてみませんか? 今日も、あなたのことを心から応援しています。

この記事を書いた人

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哲学医

哲学医の小森です。メスを哲学に持ち替えた小児外科医として、物事の「なぜ」を深く問い、人生の再生に向けた「思考の設計図」を描いています。挫折という「ヒビ割れ」を、その人だけの輝きに変える「金継ぎ」の哲学を探求しています。

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