旅の仲間の皆さん、こんにちは。LifeCrescendoです。 一月も半ばを過ぎ、お正月気分から日常のペースへと戻りつつある頃でしょうか。
先週は「成人の日」がありましたね。街を彩る振袖姿を見て、かつての自分を思い出した方もいらっしゃるかもしれません。 今週のLifeCrescendoは、そんな「過去と未来」をつなぐ視点から、私たちが日々扱っている二つの大切な「器」——すなわち「身体」と「時間」について、深く思索を巡らせました。
そこに見えてきたのは、複雑な世の中で私たちがつい求めてしまう「魔法」への幻想と、本当に大切にすべき「シンプルな真実」の対比でした。
「若いから大丈夫」という幻想の終わりと、始まり
ライフコーディネーターのちあきは、新成人に向けたメッセージの中で、自身のほろ苦い経験を語りました。 20代の頃、仕事に追われ、食事を「エネルギーチャージ」という名の単なる「消費」として捉えていた日々。冷凍パスタで空腹を満たし、体の声を無視して走り続けた結果、心身は静かに悲鳴を上げていました。
「一生モノ」の振袖を大切にするように、私たちは自分という「体」を大切にできているでしょうか?
将来の健康が現在の栄養状態から始まるという「DOHaD(ドゥーハット)」の概念が示すように、今日の食事は、単なる燃料補給ではありません。それは、未来の自分、そして未来の家族へと続く「投資」なのです。 必要なのは、ストイックな制限ではありません。「私の肌になれ、髪になれ」と願いながら、ゆで卵を一つ添えるような、ほんの小さな愛の実践です。
システムという迷宮から、青空の下へ
一方、哲学医は、医師と経営者という「極限」の忙しさの中で溺れかけた経験を吐露しました。 数えきれないタスクとプロジェクトの重圧から逃れるために、高機能な管理ツールや最新のアプリという「魔法の杖」を探し求めた日々。しかし、複雑なシステムは不安を消すどころか、管理そのものを目的に変えてしまっていました。
そこでたどり着いたのは、スマホに最初から入っている「カレンダー」と「リマインダー」だけを使うという、極北のシンプルさでした。
「プロジェクト(Project)」の語源は、「前方へ(Pro)投げる(Ject)」こと。 大切なのはツールそのものではなく、そこに「未来への意志」を投射することです。シンプルな道具に、自分の価値観やミッションという「血肉」を通わせることこそが、最強の仕事術だったのです。
「消費」する機械ではなく、「物語」を紡ぐ人間として
今週の二つの物語に通底しているのは、「自分を粗末に扱わない」という決意です。
食事をただの「燃料」として消費し、タスクをただの「作業」として処理する。 そうやって効率を追い求めた先にあったのは、疲弊した身体と、意志を失った時間でした。
私たちは、機械ではありません。 身体は、魂を運ぶ唯一無二の器であり、時間は、未来への意志を刻むキャンバスです。
明日からの日々、ほんの少しだけ視点を変えてみませんか? コンビニでゆで卵を手に取る時、それは未来の自分へのプレゼントになります。 リマインダーにタスクを一つ入力する時、それは未来への誓いになります。
魔法の杖はどこにもありませんでしたが、私たちの手の中には、未来を変えるためのシンプルな力が、すでに握られていたのです。
皆さんの今週という旅が、健やかで、意志あるものでありますように。




