【週刊】人生の豊かさを決めるのは「何を足し、何を引くか」という、主体的な選択。――守るべきもののために手放す勇気と、成長のために越境する勇気。

旅の仲間の皆さん、こんにちは。
LifeCrescendoの哲学医と、ライフコーディネーターです。

今週、私たちは、一見すると正反対に見える、二つの重要なテーマを探求してきました。

一つは、ライフコーディネーター(妻)が実践から学んだ「『やらないこと』を決める勇気」です。日々のタスクに追われ、本当に大切なものを見失いそうになった時、あえて何かを手放すことで、心と時間に余白が生まれ、家族との関係性がより温かく、豊かなものになったという物語でした。これは、守るべき核心のために、意識的に「引き算」を選択する愛の実践です。

もう一つは、哲学医(夫)が問いかけた「『自分の仕事ではない』と線を引かない勇気」です。自らの役割を限定し、成長の機会を遠ざけてしまうその一言の危うさを通して、主体的に関わり、責任の範囲を広げていくことこそが、本物のプロフェッショナルへと至る道であると論じました。これは、まだ見ぬ可能性を信じ、未知の領域へと「足し算」していく成長の哲学です。

「引き算」と「足し算」。
この二つは、決して矛盾するものではありません。

むしろ、『人生という限られた時間の中で、自分は何にエネルギーを注ぎ、何を大切に守り育てるのか』という、最も本質的な問いに対する、両輪の答えなのです。

何を守るかを決めるからこそ、何を引くべきかが明確になる。
どこへ向かうかを決めるからこそ、何を足すべきかが見えてくる。

この主体的な選択の連続こそが、私たちの人生を、だんだんと強く、豊かに、美しく響かせていく「クレッシェンド」そのものなのかもしれません。

今週の探求が、皆さんの人生という名の楽譜に、自分らしい音符を記すための、小さなきっかけとなることを願っています。

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哲学医

哲学医の小森です。メスを哲学に持ち替えた小児外科医として、物事の「なぜ」を深く問い、人生の再生に向けた「思考の設計図」を描いています。挫折という「ヒビ割れ」を、その人だけの輝きに変える「金継ぎ」の哲学を探求しています。

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