こんにちは!
LifeCrescendo ライフコーディネーターの、ちあきです☀️
私はクリニックで事務長としてスタッフと向き合う傍ら、人生という壮大な物語を、より豊かに、美しく響かせていくためのサポートをしています。
この記事は、今まさに、
「スタッフに、組織の理念や価値観をどう伝え、行動に移してもらえばいいんだろう…?」
と、日々試行錯誤されている、誠実なリーダーのあなたへ。そして、同じように悩みながらも、チームと共にもっと成長したいと願う、私たち自身に向けても書いている、そんなお手紙のようなものです。
価値観って、ただ壁に貼ってあるだけでは、なかなか日々の行動には結びつかないものですよね。
大切なのは、その言葉たちが、チームの一人ひとりの心の中で、日々の判断をそっと照らしてくれる「生きたコンパス」になること。
今日は、私たちのクリニックで今も起こる日々の出来事を元に、そのためのヒントを、一緒に考えていけたら嬉しいです。
私たちの「価値観」と、大切な“優先順位”のお話
私たちのクリニックでは、チームでこんな価値観を共有したいね、と話し合っています。
- 安全性: すべての土台。患者さんと仲間たちの安全を、何よりも大切にする。
- スピード感: テキパキ、ハキハキと。気持ちの良いリズムで仕事を進める。
- チームワーク: 「あなた」と「私」ではなく、「私たち」で考え、行動する。
- 礼儀正しさ: 親しいからこそ、気持ちの良い言葉や態度で敬意を示し合う。
- 演出: 安心できる空間や、心温まる体験を、みんなで創り上げる。
- 感謝: 「ありがとう」の気持ちを、ちゃんと言葉と行動で伝え合う。
どれも、本当にキラキラした大切な言葉たちですよね!
でも私たちは、あえてこれらに「もし迷ったら、こっちを一番に考えようね」という、優しい優先順位をつけています。
その第一位が、迷いなく「安全性」なんです。
例えば、2番目に入れた「スピード感」。もちろん、テキパキと仕事をこなして患者さんをお待たせしないことは、素晴らしい価値観です。でも、もしそのスピードを求めるあまり、安全確認が一つでもおろそかになる可能性があるなら、私たちは迷わずブレーキを踏みます。だって、一度失ってしまった「信頼」を取り戻すのは、本当に大変なことだから。(これって、まさに手間と時間を省略できない「農場の法則」そのものですよね🌱)
「全部大事だよ」と言われると、人はいざという時に迷ってしまうもの。
だから私たちリーダーの役割は、「私たちのチームは、何が一番大切なんだっけ?」と、優しい声で、でも根気強く、問いかけ続けることなのかなって、思っています。
シナリオ:「スピード」と「安全」、心が揺れる時
その「価値観のコンパス」が、現場でどう活きてくるのか。ある日の、本当に「よくある」光景をお話ししますね。
ピピピッ!と、吸入処置の終わりのアラームが鳴りました。
目の前には、処置を終えた患者さんがいらっしゃいます。
「ああ、この対応をテキパキと済ませれば、患者さんを早く帰して差し上げられる。これが今の私の仕事だし、目の前のタスクを早く片付けたいな…」
そんな風に、つい目の前のことに心が向いてしまう気持ち、すごくよく分かります。
でも、ちょうどその時、別の診察室では、ワクチン接種という、より注意深い介助が必要な処置が行われようとしていました。チームの安全ルールでは、そこにはもう一人、サポートに入るべき状況です。
さあ、ここで心が揺れます。
- 目の前の患者さんを、スピード感をもって対応するべきか?(価値観:スピード感、礼儀正しさ)
- それとも、よりリスクの高いワクチンの現場へ、安全のために駆けつけるべきか?(価値観:安全性、チームワーク)
こんな時、私たちのチームのコンパスが指し示すのは、やはり「安全性」なんです。
たとえ目の前の仕事が少し遅れたとしても、チーム全体の安全を守ること。それが、私たちの揺るぎない約束事です。
でも、面白いのはここからなんです!
「安全」を選んだからといって、「スピード感」や「礼儀正しさ」を諦める必要は、全くないんですよ。
むしろ、プロの仕事は、そのすべてを高いレベルで叶えようとするところにあります。
まず、一番大切な「安全性」のために、ワクチンの介助へ向かう。
その移動の、ほんの一瞬で、吸入を終えた患者さんに「〇〇さん、すぐ戻りますので、もう少々お待ちくださいね!」と、最高の笑顔で伝える。これが「礼儀正しさ」であり、不安を安心に変える「演出」です。
そして、ワクチンの介助が無事に終わったら、今度は誰よりも「スピード感」をもって患者さんの元へ戻り、感謝を込めて対応する。
ね、素敵だと思いませんか?
一つの価値観のために、他を犠牲にするのではありません。一番大切な軸をブラさずに、他の価値観も一緒に輝かせる。これこそ、私たちが目指したい、プロフェッショナルな姿なんです。
結びにかえて:私たちの、終わらない試行錯誤の物語
組織の価値観って、一度唱えたら完成!という魔法ではないんですよね。
私たちリーダー自身も完璧ではなく、迷ったり、間違えたりしながら、日々の出来事という物語を通して、「私たちの宝物って、何だっけ?」と語り続ける。
その終わりのない試行錯誤の道のりこそが、チームを本物の家族のように、強く、温かく育ててくれるのだと、私は心から信じています。
あなたのチームにも、きっと大切にしている素晴らしい価値観があるはずです。
その価値観が、みんなを導く「生きたコンパス」になるように。
昨日より今日、今日より明日へと、チームが「成長の螺旋階段」を一緒に登っていけるように。
私たちも、まだまだ旅の途中です。
あなたと一緒に、悩み、学びながら、素晴らしいチームを育んでいけたら、こんなに嬉しいことはありません。