子どもの栄養療法 ── 体の土台を、腸から整える

小森こどもクリニック心と体栄養専門チーム

すべてのお父さん・お母さんに知ってほしい。お子様の「困った」は、体のSOSかもしれません。

その「困った」、栄養で変わるかもしれません

集中力が続かない。朝起きられない。すぐにイライラする。落ち着きがない。

「しつけの問題」「性格の問題」「気合が足りない」。そう思い込んでいませんか。

実は、これらの多くは鉄やタンパク質、ビタミンB群などの栄養素が不足していることで起こっています。心の問題ではなく、体の土台の問題です。

しかし、この事実はまだ十分に知られていません。

私たちは、小児外科専門医として年間5,000組以上のお腹の診療に向き合う中で、栄養の力を確信し、その知見を一人でも多くのご家族にお届けしたいと考えています。このページでは、私たちが臨床の現場で実践し、効果を確認してきた栄養療法の考え方をお伝えします。

なぜ、私たちはこの活動をしているのか

小森こどもクリニックでは、年間2万人以上のお子様の健康に向き合っています。その中で、薬だけでは解決しない不調に栄養の視点から向き合うため、保険診療として栄養療法外来を行っています。血液検査によるデータ分析と、お子様一人ひとりに合わせた栄養設計です。

しかし、保険診療には構造的な限界があります。1人あたり3分から5分。その短い時間の中で、「なぜ腸から始めるのか」「なぜこの順番が大切なのか」「ご家庭でどう実践すればいいのか」を十分にお伝えすることは、物理的に難しい。

だからこそ、LifeCrescendo は栄養療法の「教育と普及」を担う活動チームとして存在しています。

クリニックの診察室で生まれた知見を、勉強会、ガイド、Podcast、記事、オンライン講座を通じて、診察室の外にいるご家族にも届ける。「知る → 学ぶ → 実践する → 相談する」。そのすべてのステップを支えることが、私たちの使命です。

小森こどもクリニックとLifeCrescendoは、同じ哲学、同じ手法を、臨床と教育という異なる形で届ける「完全な横つながり」の関係です。

腸から始める。それが、私たちの栄養療法です

世の中にはさまざまな栄養療法がありますが、私たちのアプローチには明確な特徴があります。

「お腹(腸)」から始めるということです。

年間5,000組以上のお腹の診療に向き合い続けてきた小児外科専門医だからこそ、確信しています。どんなに良いサプリメントを飲んでも、腸が整っていなければ、その栄養は届きません。

畑に例えるなら、まず土を耕す。肥料を撒くのはその後です。

この「土作り」を最初に行うことが、私たちの栄養療法の出発点です。

「5つの土台」── 順番を守るから、効果が出る

私たちは、臨床の現場で試行錯誤を重ねる中で、お子様の体を「5つの土台」で捉え、下から順番に整えるアプローチに辿り着きました。

⑤ 成長(材料) 

④ 守り(免疫) 

③ 安定(血糖) 

② 元気(エネルギー)

 ① お腹 ← ここから始める

上に行くほど高度な機能ですが、下の土台が整っていなければ、上は機能しません。だから、必ず①から順番に。この順番を守ることが、効果を出す最大のポイントです。

① お腹(消化)── すべての入口

どんなに良い栄養素も、腸が整っていなければ吸収されません。

小腸の表面積はテニスコート1面分とも言われ、そこで栄養素の吸収が行われています。しかし、便秘や腸内環境の乱れがあると、この吸収機能が十分に働きません。せっかくサプリメントを飲んでも、お腹を素通りしてしまうことがあるのです。

畑の土づくりと同じです。まず土を耕し、水はけを整えてから種を蒔く。肥料はその後。年間5,000組以上のお腹の診療に向き合い続けてきた小児外科専門医が、ここを最初に行う理由です。

実際には、乳酸菌で腸内環境を整える、グルテン(小麦)やカゼイン(乳製品)の摂取を見直す、便の状態を観察して腸の状態を知るといったステップから始めます。

② 元気(エネルギー)── 体を動かすガソリン

食べ物を「元気のもと」に変えるには、鉄とビタミンB群が必要です。

細胞の中にあるミトコンドリアが、食べたものをエネルギー(ATP)に変換しています。この工場が回るためには、鉄、ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシンなどが欠かせません。これらが足りないと、食べているのにエネルギーが作れない。スマホの充電が切れていたら動かないのと同じです。

お子様が「朝だるい」「すぐ疲れる」「やる気が出ない」のは、怠けているのではなく、エネルギー産生の仕組みに必要な材料が足りていない可能性があります。

③ 安定(血糖)── 心と体のバランス

ジュースやお菓子で血糖値が急上昇すると、体はインスリンを大量に出して血糖を下げようとします。その結果、今度は血糖値が急降下する。この「血糖値のジェットコースター」が、イライラ、眠気、集中力の低下を引き起こします。

朝ごはんに菓子パンやジュースを摂ると、登校する頃には血糖が急降下。授業中にぼーっとしたり、感情が不安定になったり。お子様が朝起きられないのも、夜間の低血糖が関係していることがあります。

対策の基本は、糖質を控えめにし、タンパク質と良質な脂質を中心にした食事(オーソフードスタイル)です。これだけで「朝起きられるようになった」というお子様は少なくありません。

④ 守り(免疫)── 体を守る力

風邪をひきやすい、アレルギーが出やすい。そのお子様の体の中では、慢性的な「小さな炎症」が続いている可能性があります。

炎症には「起こす油(オメガ6系脂肪酸)」と「消す油(オメガ3系脂肪酸)」があり、現代の食生活ではこのバランスが大きく崩れています。サラダ油やマーガリンに多く含まれるオメガ6が過剰になり、魚に含まれるオメガ3が不足している。このアンバランスが、免疫の過剰反応(アレルギー)や慢性炎症の一因になっています。

さらに、ビタミンDは免疫調整に深く関わっています。風邪をひきやすいお子様は、ビタミンDの充足度を確認することが、改善の糸口になることがあります。

⑤ 成長(鉄・発達)── 体をつくる材料

成長期のお子様は、大人の何倍もの材料(タンパク質・良質な脂質・鉄)を必要としています。特に鉄は、脳の発達、集中力、情緒の安定に直結する栄養素です。

しかし、鉄を最後に入れるのには明確な理由があります。腸の状態が悪いまま鉄を入れると、悪玉菌のエサになってしまう。エネルギー産生の仕組みが整っていないと、鉄がうまく使われない。つまり、①お腹 → ②元気 → ③安定 → ④守りの土台が整って初めて、鉄は本来の力を発揮できるのです。

日本の子どもたちの多くは「隠れ鉄不足(貯蔵鉄の枯渇)」と言われています。通常の健診では見逃されがちですが、フェリチン(貯蔵鉄)を測定することで、この隠れた不足を発見できます。

この順番を守ることが、最大のポイントです

「なぜ腸から始めるのか」「なぜ鉄は最後なのか」。お読みいただいた通り、一つひとつの土台には科学的な根拠があり、順番にも意味があります。

この理解があれば、日々の実践に迷いがなくなります。「今やっていることに意味がある」とわかることが、長期戦である栄養療法を続ける最大の力になります。

各土台の具体的な食事法、サプリメントの飲ませ方、年齢に応じた工夫は、LINE登録者向けの実践ガイドで詳しく解説しています。

まず、学ぶことから始めてみませんか

「5つの土台」の考え方に共感していただけましたか。

私たちは、栄養療法の知識をすべてのご家族に届けたいと考えています。「治療を受ける」前に、まず「知る」ことから始められるよう、実践的なガイドを無料で用意しました。

🔰 スタートアップ・ガイド ── 今日からできる3つのステップ

📘 実践・理論ガイド ── 5つの土台の詳しいメカニズムと食事の工夫

📘 飲み方攻略ガイド ── 「飲んでくれない」を解決する年齢別テクニック

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変化のロードマップ ── 焦らないために

栄養療法は、すぐに結果が出るものではありません。体の細胞が入れ替わるには時間がかかります。「今、どの段階にいるか」を知ることで、焦りは和らぎます。

Phase 1:準備期(〜1ヶ月) 食事を少し意識し、飲む習慣をつくること。それだけで十分です。この時期に変化がないのは、むしろ正常です。

Phase 2:助走期(〜3ヶ月) 赤血球が完全に入れ替わるのに約120日。「朝起きるのが少し楽になった」「顔色が良くなった」など、内側からの変化が見え始めます。

Phase 3:定着期(6ヶ月〜) 集中力が続く、イライラが減る、成績が安定するなど、周囲が気づくほどの変化が現れてきます。食事もサプリメントも、がんばるものではなく日常の一部に。

各Phaseで「何をすべきか」「うまくいかない時はどうするか」の具体的なアドバイスは、LINE限定「スタートアップ・ガイド」に掲載しています。

クリニックで受診されている方へ ── ここは「深く学ぶ」場所です

小森こどもクリニックで栄養療法に取り組んでいるお子様のご家族へ。

診察室では、限られた時間の中でお伝えできることに限界があります。「なぜこのサプリメントを飲むのか」「なぜこの順番なのか」「食事は具体的にどう変えればいいのか」。その疑問に、この場で丁寧にお答えしていきます。

栄養療法は長期戦です。短くても3ヶ月、多くの場合は半年以上かけて、ゆっくりと体の土台を整えていきます。その道のりを、診察の合間も支えるために、私たちは実践ガイド、勉強会、LINE相談を用意しています。

「治療を受ける」だけでなく「理解して、自分たちで実践できるようになる」こと。 それが、栄養療法の本当のゴールです。

LINE登録がまだの方は、ぜひこの機会にご登録ください。スタートアップ・ガイドから読み始めると、今の治療の全体像がつかめます。

臨床と教育、ふたつの「両輪」

臨床の両輪 ── 診察室の中で

小児外科専門医・小森広嗣が、血液検査データを読み解き、「体の設計図」を描きます。5つの土台のどこを優先すべきか、どの栄養素が今足りていないかを診断します。

栄養カウンセラー・ちあきが、「忙しい毎日の中でどう続けていくか」を一緒に考えます。サプリメントの飲ませ方、食事のちょっとした工夫、お子様が嫌がるときの声かけ。同じ母親として、現実的な知恵を共有します。

教育の両輪 ── 診察室の外で

診察室で生まれた知見を、すべてのご家族にお届けするために。

小森広嗣が科学と哲学で「なぜそうなるのか」を解説し、ちあきが共感と実践で「どうすればできるか」を伝える。勉強会、Podcast、ガイド、記事。あらゆる形で、栄養療法の知識を届けています。

サプリメントを売ることが目的ではありません。お子様の体の仕組みを一緒に理解し、ご家族にとって最善の道筋を考えることが、私たちの仕事です。

このようなお子様・ご家族に

お子様のこと

  • 集中力が続かない、朝起きられない
  • 感情が不安定で、すぐにイライラしてしまう
  • 便秘が続いていて、薬を飲んでも繰り返す
  • 発達の課題があるけれど、薬以外にできることはないか
  • 偏食がひどく、栄養の偏りが心配
  • 風邪をひきやすい、アレルギーがある
  • 不登校や登校しぶりで悩んでいる

お父さん・お母さん自身のこと

  • 毎日疲れが取れない。休んでも回復しない
  • 仕事も子育てもパフォーマンスが落ちている気がする
  • つい子どもにイライラしてしまい、あとで自分を責める
  • 自分の不調はいつも後回し。気づけば何年もそのまま

ご家族のこと

  • 「食事に気をつけて」と言われたけど、何から始めれば?
  • 病院では「様子を見ましょう」としか言われない
  • ネットで調べるほど、何が正しいかわからなくなる
  • 病気ではないけれど、家族みんなどこか元気がない
  • 栄養療法に興味があるが、何から始めればいいかわからない

お子様だけでなく、お父さん・お母さんの体の土台も同じ「5つの土台」で整えられます。ご家族みんなで取り組むことで、変化はより早く、より確かになります。

学ぶ・実践する・相談する ── あなたに合った関わり方を

栄養療法への関わり方は、一つではありません。ご家族の状況に合わせて、最適な一歩を選んでください。

まず知る(無料)

🎧 Podcast『愛でいっぱいまるまるタッチ』 

ちあきが毎週お届けする番組。タッチケア、栄養、子育て、家族の在り方を温かい声で語ります。175回超、配信中。

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📝 note「5つの土台」解説シリーズ(有料記事) 

各土台のメカニズム、チェックリスト、家庭での具体的な実践法を、1記事ずつ深く解説しています。診察室で30分かけてお伝えしている内容の凝縮版です。

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「5つの土台」の詳しいメカニズムと日々の実践法を、小森広嗣とちあきがお伝えします。保険診療では十分にお伝えしきれない「体の土台づくり」を、じっくり学べる場です。定期的にオンラインで開催しています(無料の回・有料の回あり)。

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🩺 小森こどもクリニック 栄養療法外来(保険診療) 

血液検査によるデータ分析と、お子様の状態に合わせた個別の栄養設計を行います。「5つの土台」に基づいた診断と、具体的な処方をお伝えします。このページでお伝えした知識は、すべてクリニックの栄養外来の診療方針と同じものです。

小森こどもクリニック 栄養外来のご案内

すでにクリニックで受診されている方へ: ここで学んだ知識は、次回の診察をより有意義にします。「5つの土台のどこまで進んでいるか」を理解した上で診察に臨むと、先生とのやり取りがぐっと深まります。

🤝 心と体の栄養パートナーシップ(LifeCrescendo) 

体の土台が整い、心の軸ができてくると、ある家族にはこんな問いが生まれてきます。「この家族は、これからどう生きていきたいのだろう」。お子様の教育、進路、きょうだいとの関係、夫婦のこと、家族の将来設計。栄養を学ぶことの、さらにその先にある問いです。

小児外科専門医・小森広嗣と栄養カウンセラー・ちあきの「両輪」が、栄養療法を土台に、お子様と家族の「人生の設計図」を一緒に描きます。年単位で継続的に寄り添う、少数限定のパートナーシップです。

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私たちについて

LifeCrescendo(心と体の栄養研究所)は、小森こどもクリニックと完全に横つながりの「教育・普及活動チーム」です。

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